よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


緩和ケアおよび相談支援・情報提供機能の充実に関する提案書を提出 (2 ページ)

公開元URL https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2022/0406/index.html
出典情報 緩和ケアおよび相談支援・情報提供機能の充実に関する提案書を提出(4/6)《国立がん研究センター》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針および次期基本計画策定に向けて:

「緩和ケアおよび相談支援・情報提供の機能の充実に関する提案書」
◆概要
医療の各分野の中でもがん患者の医療、生活に幅広く関わり、支援する役割を担う、緩和ケア機能、
情報提供・相談支援機能については、病院全体、そして行政を含む地域全体での取り組みが必要と
考えられます。
そこで、緩和ケア部会および情報提供・相談支援部会は、国民が期待し求める役割を実現するため、
次期整備指針に必要な要素について検討を行い、協議会として提案をまとめました。
本提案が次期整備指針や第 4 期がん対策推進基本計画(以下、基本計画)に反映され、がん患者・
家族等への支援がより充実していくことを期待します。

◆がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針に関する提案
1.緩和ケアの提供体制に関する提案
緩和ケア部会では、整備指針や第 4 期基本計画に向けた緩和ケア提供体制の充実について、部会
委員等で検討し提案をまとめました。

1) 緩和ケアの地域連携の強化
【提案 1】 拠点病院は、患者が地域の医療機関や在宅での療養中に身体的苦痛や精神心理的苦痛、
社会的な問題等が生じた場合、地域の医療介護福祉従事者の依頼に応じて緩和ケアの支
援(相談等)を行う。
【提案 2】 拠点病院が、地域の患者の身体的苦痛や精神心理的苦痛、社会的な問題等について支
援(相談等)を行う際には、拠点病院の主治医と緩和ケアチームが協働して対処する。
【提案 3】 拠点病院は、都道府県をはじめ、地域の医療介護福祉施設と連携協力のもと、地域の看
取りの状況や緩和ケアに関する医療介護福祉サービスリソースを把握し、地域の特性に適
した方法で関係する医療介護福祉従事者や患者・家族・地域の住民へ情報を提供する。

2) 緩和ケアセンターや緩和ケアチームの体制強化
【提案 4】 拠点病院の緩和ケアセンターもしくは緩和ケアチームに、地域の医療介護福祉従事者や
患者・家族との連絡調整、緩和ケアの提供体制の整備に係る書類等の作成などを担う専
任の事務員を配置する(専従であることが望ましい)。

2