よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料6 新型コロナワクチン「コスタイベ筋注用」(Meiji Seika ファルマ株式会社)添付文書[892KB] (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00138.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第106回 4/14)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和7年度第1回 4/14)(合同開催)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

参考資料6

*2024年9月改訂
(第2版)

日本標準商品分類番号
876313

2024年6月作成

ウイルスワクチン類


法:-20±5℃
有効期間:18ヵ月

生物学的製剤基準
コロナウイルス(SARS-CoV-2)RNAワクチン

劇薬
処方箋医薬品注)

承認番号
30500AMX00282000

販売開始
2024年9月

注)
注意-医師等の処方箋により使用すること

8. 重要な基本的注意
8.1 本剤は「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して
使用すること。
8.2 被接種者について、接種前に必ず問診、検温及び診察によって
健康状態を調べること。
[9.1参照]
8.3 被接種者又はその保護者に、接種当日は過激な運動は避け、接
種部位を清潔に保ち、また、接種後の健康監視に留意し、局所の
異常反応や体調の変化、さらに高熱、痙攣等の異常な症状を呈し
た場合には速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせるこ
と。
8.4 ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるため、接
種前に過敏症の既往歴等に関する問診を十分に行い、接種後一定
時間、被接種者の状態を観察することが望ましい。また、本剤接
種後にショック、アナフィラキシーが認められた被接種者に対し
ては、以降の本剤の接種を行わないこと。[2.3、9.1.6、11.1.1参
照]
8.5 ワクチン接種直後又は接種後に注射による心因性反応を含む血
管迷走神経反射を原因とした失神による転倒を避けるため、接種
後一定時間は座らせるなどした上で被接種者の状態を観察するこ
とが望ましい。
8.6 心筋炎、心膜炎があらわれることがあるため、被接種者又はそ
の保護者に対しては、心筋炎、心膜炎が疑われる症状(胸痛、動
悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸等)が認められた場合には、速や
かに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。[11.1.2、
15.1.1、15.1.2参照]
8.7 コロナウイルス(SARS-CoV-2)RNAワクチン接種後に、ギラ
ン・バレー症候群が報告されている。被接種者又はその保護者に
対しては、ギラン・バレー症候群が疑われる症状(四肢遠位から
始まる弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失等)が認められた場
合には直ちに医師等に相談するよう、あらかじめ説明すること。
8.8 本剤と他のSARS-CoV-2に対するワクチンの互換性に関する
データはない。
[7.3参照]

2. 接種不適当者
(予防接種を受けることが適当でない者)
2.1 明らかな発熱を呈している者
2.2 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
2.3 本剤の成分に対し重度の過敏症の既往歴のある者[8.4、
9.1.6、11.1.1参照]
2.4 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状
態にある者
3. 製法の概要及び組成・性状

*3.1 製法の概要

SARS-CoV-2のスパイクタンパク質及びVEEV由来レプリカーゼ
のアミノ酸配列をコードするDNAを鋳型として転写したmRNA
を精製し、脂質ナノ粒子に封入する。本剤は、mRNAの原材料
及び本剤における製造工程で、動物(ブタ、ウサギ)由来成分を用
いて製した酵素を使用している。
抗原として用いる株
(抗原株)
は下表のとおり。
抗原株



SARS-CoV-2オミクロン株 JN.1系統

*3.2 組成


有効成分
SARS-CoV-2のスパイクタンパク質をコードするmRNA
(1バイアル中) 0.10mg
ジ(ペンタデカン-8-イル)4,4'-[({[3-(ジメチルアミノ)プ
ロピル]チオ}カルボニル)アザンジイル]ジブチレート
(ATX-126)2.11mg
1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DSPC)
0.44mg
コレステロール 0.83mg
添加剤
1,2-ジミリストイル-rac-グリセロ-3-メチルポリオキシエ
(1バイアル中) チレン(PEG2000-DMG)0.21mg
トロメタモール 2.42mg
塩化ナトリウム 2.92mg
精製白糖 180.0mg
ソルビン酸カリウム 3.76mg
ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グ
リコール 0.25mg

9. 特定の背景を有する者に関する注意
9.1 接種要注意者
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状
態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予
防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同
意を確実に得た上で、注意して接種すること。
[8.2参照]
9.1.1 抗凝固療法を受けている者、血小板減少症又は凝固障害を有
する者
本剤接種後に出血又は注射部位に血腫があらわれるおそれがあ
る。
9.1.2 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性
免疫不全症の者がいる者
9.1.3 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害
等の基礎疾患を有する者
[9.2、9.3参照]
9.1.4 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発
疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
9.1.5 過去に痙攣の既往のある者
9.1.6 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者
[2.3、8.4、11.1.1参照]
9.2 腎機能障害を有する者
接種要注意者である。
[9.1.3参照]
9.3 肝機能障害を有する者
接種要注意者である。
[9.1.3参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性
が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
9.6 授乳婦
予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続
又は中止を検討すること。本剤及び本剤に対する抗体のヒト乳汁
中への移行は不明である。

3.3 製剤の性状
形状

白色の塊または粉末(凍結乾燥品)

pH

7.5~8.5

浸透圧比(生理食塩液対比)

約1.3

4. 効能・効果
SARS-CoV-2による感染症の予防
5. 効能・効果に関連する注意
5.1 本剤の予防効果の持続期間は確立していない。
6. 用法・用量
本剤を日局生理食塩液10mLにて溶解する。
1回0.5mLを筋肉内に接種する。
7. 用法・用量に関連する注意
7.1 接種対象者
18歳以上の者
7.2 接種時期
通常、前回のSARS-CoV-2ワクチンの接種から少なくとも3ヵ月経
過した後に接種することができる。
7.3 接種回数
過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない者には、およそ4週間
の間隔をおいて2回目接種を行うことができる。
[8.8参照]
7.4 同時接種
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種するこ
とができる。
[14.2.3参照]

-1-