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(資料2)医療に関する「意思決定支援」との関係について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25241.html
出典情報 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第9回 3/16)《厚生労働省》
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3.医療に関する「意思決定支援」への関わりについて
○ 2.のとおり、新たな支援の仕組みは、患者の孤独感や不安感の軽減、自尊心や自己肯定感の回復を図るもので
ある。
〇 したがって、新たな支援の仕組みによる支援者は、 医療従事者が実施する「意思決定支援」のプロセスに直接関
わるものではないと考えられる。
4.新たな支援の名称について
〇 2.のとおり、新たな支援の仕組みは、患者の孤独感や不安感の軽減、自尊心や自己肯定感の回復を図るもので
ある。
〇 こうした考え方のもと、新たな支援の仕組みは、病院外部からの独立の立場にある者が、病院を訪問し、患者との
面会を通じて支援を行うことから、このような具体的な支援の内容を踏まえ、例えば、「病院訪問支援」(仮称)等とし
てはどうか。
5.病院訪問支援者(仮称) に求められる研修について
〇 現在、研究班(※)では、2.にある支援者の役割に照らし、以下の内容の研修について検討を進めている。
・ 研修は、権利主体としての入院している人への視点、入院している人の背景や療養環境への理解、精神医療にお
ける基本的理解、支援に当たっての知識と技能、具体的活動の過程の5項目から構成。
・ 各項目ごとに5~10程度の専門的項目を設定。専門的項目については、基礎研修と実践研修から構成。
・ 具体的な研修時間については、ピアサポーター、相談支援専門員、弁護士等が、それぞれバックグラウンドとなる
専門性を有していることを踏まえ、そうした専門性を横断した機能や役割、業務の習得が可能となるよう、検討を進
めている。
※ 令和3年度厚生労働行政推進調査事業費補助金「精神障害者の意思決定及び意思表明支援に関する研究」(研究代表者:藤井千代(国立精
神・神経医療研究センター精神保健研究所))

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