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資料8医療に関する「意思決定支援」との関係について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00054.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第128回  4/25)《厚生労働省》
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3.医療に関する「意思決定支援」への関わりについて
○ 2.のとおり、新たな支援の仕組みは、患者の孤独感や不安感の軽減、自尊心や自己肯定感の回復を図るもので
ある。
〇 したがって、新たな支援の仕組みによる支援者は、 医療従事者が実施する「意思決定支援」のプロセスに直接関
わるものではないと考えられる。
4.新たな支援の名称について
〇 2.のとおり、新たな支援の仕組みは、患者の孤独感や不安感の軽減、自尊心や自己肯定感の回復を図るもので
ある。
〇 こうした考え方のもと、新たな支援の仕組みは、病院外部からの独立の立場にある者が、病院を訪問し、患者との
面会を通じて支援を行うことから、このような具体的な支援の内容を踏まえ、例えば、「病院訪問支援」(仮称)等とし
てはどうか。
5.病院訪問支援者(仮称) に求められる研修について
〇 現在、研究班(※)では、2.にある支援者の役割に照らし、以下の内容の研修について検討を進めている。
・ 研修は、権利主体としての入院している人への視点、入院している人の背景や療養環境への理解、精神医療にお
ける基本的理解、支援に当たっての知識と技能、具体的活動の過程の5項目から構成。
・ 各項目ごとに5~10程度の専門的項目を設定。専門的項目については、基礎研修と実践研修から構成。
・ 具体的な研修時間については、ピアサポーター、相談支援専門員、弁護士等が、それぞれバックグラウンドとなる
専門性を有していることを踏まえ、そうした専門性を横断した機能や役割、業務の習得が可能となるよう、検討を進
めている。
※ 令和3年度厚生労働行政推進調査事業費補助金「精神障害者の意思決定及び意思表明支援に関する研究」(研究代表者:藤井千代(国立精
神・神経医療研究センター精神保健研究所))

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