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参考資料2 医療計画検討会等における主な意見 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25551.html
出典情報 地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ(第4回 5/11)《厚生労働省》
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1.2040年を見据えた医療提供体制の在り方
【地域医療構想関係】
(第3回地域医療構想及び医師確保計画に関するWG(R4.3.2))


地域医療構想について、2025年で一旦完結するという感覚で議論が進んでいる地域があることを危惧している。国
として、地域医療構想は2025年で完結するものではなく、次なる協議をするべきだということを示していただきたい。



病床機能報告制度は、病床機能の考え方を整理して見込みを立てるべき。見込みを立てるとすると2040年までとす
るか、間にワンポイント置くか、それによってもやり方が変わる。また、国民に分かりやすい制度にするためには、
病床機能ではなく、病院機能に変えるべきではないか。例えば新潟では、「高度な医療を支える病院」「救急拠点
型」「地域密着型」という分け方をしており、こういう考え方で整理した方が住民から見ても分かりやすい。



今後、高齢者の死亡数の急増が見込まれるが、高齢者世帯の多くは、老老介護や独居であるため、地域に根ざした
医療機関が看取り機能を発揮することが求められる。その中で、地域医療構想のいずれの病床機能が、高齢者の看取
り機能を担うのか検討していく必要がある。



2025年以降、限られた医療人材の資源で必要な入院医療を効率的に提供するためにも、今の中小規模の病院を地域
に散在させて医療人材も散在させるということではなくて、地域の中核的な病院に集約して機能を強化していくとい
うことが、地域の人口減少への対応、かつコロナ対応にもつながるのではないか。地域医療構想については、2025年
以降も検討は続いていくだろうが、地域医療構想調整会議の中で話し合って自主的に決めていくやり方を継続してい
くのか。今までの実態を踏まえ、全国一律に協議が行われるよう、2025年以降の協議の在り方についても検討を開始
していくべきではないか。



これまで、地域医療構想に関しては、医療サービスの需要サイドの高齢化が中心に述べられてきたが、2040年以降
は、医療従事者等の供給サイドの高齢化が深刻となる。中山間地では既にそうしたことが問題になってきており、そ
ういった地域で必要とされるのは、色々な場面で診療ができる総合診療医である。一方、医学教育の方向性は専門
化・高度化に進んでいるので、そのこととのギャップを埋める必要がある。また、ローテーションを組んでへき地診
療に当たるような仕組みも必要になってくるのではないか。
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