よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料4 がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針および次期基本計画策定に向けて:緩和ケアおよび相談支援・情報提供の機能の充実に関する提案書 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25736.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会(第6回 5/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

いては、地域の後方連携病院が大きな役割を担っている現状を踏まえ、終未期ケアの質の維持・向上の
ため、拠点病院を含む地域の医療介護福祉サービスが一体となり、緩和ケアの地域連携を強化すること
が必要な状況です。

提案1.

拠点病院は、愚者が地域の医療機関や在宅での療杖中に身体的苦痛や精神心理的苦痛、社会的な問題
等が生じた場合、地域の医療介護福祉従事者の依頼に応じて緩和ケアの支援 (相談等) を行うことを指
針に明記する。

提案2.

拠点病院が、地域の患者の身体的苦痛や精神心理的苦痛、社会的な問題等について支援 (相談等) を
行う際には、拠点病院の主治医と緩和ケアチームが協働して対処することを指針に明記する。

提案3.

拠点病院は、都道府県をはじめ、地域の医療介護福祉施設と連携陣力のもと、地域の看取りの状況や
緩和ケアに関する医療介護福祉サービスリソースを把握し、地域の特性に適した方法で関係する医療介
護福祉従事者や患者・家族・地域の住民へ情報を提供する。

2) 緩和ケアセンターや緩和ケアチームの体制強化について

拠点病院の緩和ケア提供体制のさらなる整備のためには、 緩和ケアセンター補緩和ケアチームの事務
処理機能の強化が必要です。

提案4.

拠点病院の緩和ケアセンターもしくは緩和ケアチームに、地域の医療介護福祉従事者や患者・家族と
の連絡調整、 緩和ケアの提供体制の整備に係る書類等の作成などを担う専任の事務員を配置する (専従
であることが望ましい) 。

3) がん相談支援センターの理念と目標の明記

拠点病院に設置されたがん相談文援センターは、すべての愚者、家族、地域住民が利用できるがんに
関する情報提供拠点としての役割を担っています。またがん上軒者や家族等の心配、悩み等の軽減と安心
して暮らせる社会の構築に貢献するため、下記に示すような目標と、それらに対応した行動指針と指標
を整備していくことが、がん相談支援センターが真に愚者、家族、地域住民から求められる役割を果た
すために重要であると考えます。
ぐ拠点病院における相談文援と情報提供機能の充実を目指す目標>
(行動指針と目標回成状況を測定する指標案を含めた詳細は参考資料 1 を参照)

1. がん診療連携束点病革としてすべてのスタッフが、愚者や家族等の不安や困りごとに気づき、必要な情報
提供支援を行い、必要時には、がん相談支援センターにつなげられるようになることを目指す,

2. 患者や家族等のがんによる不安や困りごとに適切に対応できるよう相談支援の場を利用しやすくするとと
もに、適切な支援につながることを目指す。

3. 軸者や家族などの相談者が安心して利用できるよう、 公平で、 中立な相談の場を確保し、 患者家族などの
相談者が、 科学的根拠に基づく信頼できる情報等をもとに、 (その人なりの) 意思決定ができる体制を整備
する。

4 質の高い相談支援を提供する体制を整備する。