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○最適使用推進ガイドラインについて2 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00133.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第510回 1/14)《厚生労働省》
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1.

はじめに
医薬品の有効性・安全性の確保のためには、添付文書等に基づいた適正な使用が求められる。

さらに、近年の科学技術の進歩により、抗体医薬品などの革新的な新規作用機序医薬品が承認さ
れる中で、これらの医薬品を真に必要な患者に提供することが喫緊の課題となっており、経済財政
運営と改革の基本方針 2016
(平成 28 年 6 月 2 日閣議決定)においても、革新的医薬品等の
使用の最適化推進を図ることとされている。
新規作用機序医薬品は、薬理作用や安全性プロファイルが既存の医薬品と明らかに異なるこ
とがある。このため、有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間、当該医薬品の
恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに、副作用が発現した際に
必要な対応をとることが可能な一定の要件を満たす医療機関で使用することが重要であ
る。
したがって、本ガイドラインでは、開発段階やこれまでに得られている医学薬学的・科
学的見地に基づき、以下の医薬品の最適な使用を推進する観点から必要な要件、考え方及び留
意事項を示す。
なお、本ガイドラインは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構、公益社団法人日本臨床腫
瘍学会、一般社団法人日本臨床内科医会及び公益社団法人日本婦人科腫瘍学会の協力のもと作成
した。

対象となる医薬品:キイトルーダ点滴静注 100 mg(一般名:ペムブロリズマブ(遺
伝子組換え))
対象となる効能又は効果:がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌
対象となる用法及び用量 :レンバチニブメシル酸塩との併用において、通常、成人には、
ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1 回 200 mgを 3 週間
間隔又は 1 回 400 mgを 6 週間間隔で 30 分間かけて点滴静注す
る。
製 造 販 売 業 者:MSD株式会社

(参考)
レンビマカプセル 4 mg、同カプセル 10 mg(一般名:レンバチニブメシル酸塩)の
効能又は効果、用法及び用量
効能又は効果:がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌
用法及び用量:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人
にはレンバチニブとして 1 日 1 回 20 mg を経口投与する。なお、患
者の状態により適宜減量する。

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