ベストプラクティス・パッケージ、チェックリストの作成の取組(3)
好事例の紹介 (複数受診)
・受診率の⾼い東京都A区では男性で平均2.4、⼥性で2.6種類のがん検診を受けており、⾼受診
率に繋がっている（⽐較対照とした他⾃治体では男性で1.4、⼥性で1.6）
・乳がん・⼦宮頸がん受診者で⽐べると、A区では約75%が⼤腸がん検診も受けている（同⼀医療
機関受診は60%弱）のに対し、他⾃治体では10%台（同⼀医療機関は数%）
※どちらの⾃治体もがん検診全受診者をもとに計算

受診率の⾼い⾃治体(東京都A区)
各がん検診・特定健診受診者のうち⼤腸がんも受診した割合
年度

乳

子宮頸
部

胃（X
線）

胃（内視
鏡）

特定

2020

74.3

74.9

95.1

87.0

88.4

2019

73.2

75.2

94.4

87.8

88.1

2018

74.8

75.7

94.6

88.5

88.8

2017

73.9

74.6

94.7

89.3

89.3

各がん検診・特定健診受診者のうち⼤腸がん検診を同⼀医
療機関で受診した割合
年度

乳

子宮頸
部

胃（X
線）

胃（内視
鏡）

特定

2020

58.1

56.5

92.1

64.1

86.5

2019

56.7

58.3

89.1

72.5

86.4

2018

58.4

56.9

92.5

69.4

87.0

2017

56.7

55.1

92.6

66.5

88.2

受診率の⾼いA区にて、複数の医療機関にヒアリング
を実施

「受付時に複数受診の勧奨をしている」「かかりつけ医なので、
受診や受療の際にがん検診の勧奨をしている」「区の受診券
がシールタイプになっているのでそれがいいのではないか」といっ
た意⾒が聞かれた。
医療機関にて複数受診を勧奨するようにお願いする、提供
していない検診についても受診勧奨できるようにちらしなどを
置く、といったことが効果的な可能性が⽰唆された。

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