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【参考資料1】抗インフルエンザウイルス薬の備蓄方針について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25832.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第61回 5/20)《厚生労働省》
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今後のガイドラインにおける備蓄方針に関する提案
Ⅶ 抗インフルエンザウイルス薬に関するガイドライン
2.我が国における抗インフルエンザウイルス薬の備蓄方針
現行

(1) 備蓄対象薬剤に、関係学会により新たに有用性が評価されたバロキサビルを追加
既存のオセルタミビルとザナミ ビルに加え、小児等が内
服しやすいオセルタミビルのドライシロップ、平成 22 年に
抗インフルエンザウイルス薬として承認されており、かつ、
国産であるラニナミビルとペラミビルの備蓄を行い、多様
化を図る。各薬剤の備蓄割合については、市場流通割合
や想定する新型インフルエンザウイルスによる疾病の重
症度等を踏まえる。

既存の オセルタミビルとザナミ ビルに加え、小児等が内
服しやすいオセルタミビルのドライシロップ、平成 22 年に
抗インフルエンザウイルス薬として承認されており、かつ、
国産であるラニナミビルとペラミビル、さらに作用機序の
異なるバロキサビルの備蓄を行い、多様化を図る。各薬
剤の備蓄割合については、市場流通割合や想定する新
型インフルエンザウイルスによる疾病の重症度等を踏ま
える。

(2)バロキサビルを含めた各備蓄薬の購入の優先順位設定
備蓄薬の切替えの優先順位については、オセルタミビル
の ドライシロップが季節性インフルエンザでも小児を中心
に使用されていること等から、迅速に備蓄を開始する。ま
た、ペラミビルについては、点滴静注薬であり重症患者等
に使用されることが想定されるため優先的に備蓄を開始
する。ラニナミビルについては、既存の備蓄薬が有効期限
切れになる時期を勘案しながら、順次、切替えを行ってい
く。

備蓄薬の切替えの優先順位については、オセルタミビル
の ドライシロップが季節性インフルエンザでも小児を中心
に使用されていること等から、最優先で備蓄し、バロキサ
ビルについては作用機序が異なることから、次に優先し
て備蓄を開始する。また、ペラミビルについては、点滴静
注薬であり重症患者等に使用されることが想定されるた
め優先して備蓄する。オセルタミビルのカプセル、ザナミ
ビル、ラニナミビルについては、既存の備蓄薬が有効期
限切れになる時期を勘案しながら、順次、切替えを行って
いく。
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