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サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(令和4年6月1日事務連絡) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html
出典情報 サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(6/1付 事務連絡)《厚生労働省》
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表1

接触状況による感染リスクのレベル
サル痘患者等との接触の状況
創傷など
を含む粘
膜との接


適切な
PPE の
着用や
感染
予防策






高1)

-

寝食をと
もにする
家族や同
居人

正常な皮
膚のみと
の接触

1m以内の
接触歴3)

1mを超え
る接触歴

高2)

中1)









-

-

1)サル痘常在国でのげっ歯類との接触を含む
2)寝具やタオルの共有や、清掃・洗濯の際の、確定例の体液が付着した寝具・洋服等との接
触を含む
3)接触時間や会話の有無等周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的
に判断すること

(2)医療機関における対応について
1)報告
・ 疑い例の症例定義に該当する者を診察した場合には、最寄りの保健所に相談
すること。
・ 特に、最近の海外渡航歴を有する疑い例については、渡航歴、接触歴(性的
接触歴を含む)、天然痘ワクチン接種歴等の詳細を可能な限り聴取するこ
と。
・ 感染症法第 15 条による保健所の積極的疫学調査に協力すること。
・ 別紙1を参考に疑い例の検体を保存するとともに、保健所の求めに応じて、
検体を提出すること。
2)臨床上の留意点
・ 疑い例に接する際には、接触及び空気予防策5を実施すること。入院が必要と
なる場合は、個室(陰圧個室が望ましい。)で管理を行うこと。
・ サル痘の患者については、全ての皮疹が痂皮となり、全ての痂皮が剥がれ落
ちて無くなるまで(概ね 21 日間程度)は周囲のヒトや動物に感染させる可能
性がある。
・ サル痘については、常在国における致死率は高い一方で、非常在国における
重症化率については不明であることから、入院での管理を行うことが考慮さ
れる。

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サル痘の主な感染経路は接触感染や飛沫感染であるが、水痘、麻疹等の空気感染を起こす感染症が鑑別診断に

入ること、サル痘に関する知見は限定的であること、他の入院中の免疫不全者における重症化リスク等を考慮
し、現時点では、医療機関内では空気予防策を実施することが推奨される。

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