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参考資料2 がん診療連携拠点病院等の整備について(平成30年7月31日) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26331.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会 がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第9回 6/20)《厚生労働省》
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し、患者とその家族等の希望に応じて同席者を調整すること。


初期治療内容に限らず、長期的視野に立った治療プロセス全体に
関する十分なインフォームドコンセントの取得に努めること。



我が国に多いがんについて、クリティカルパス(検査及び治療等を含
めた詳細な診療計画表をいう。以下同じ。)を整備し、活用状況を把握
すること。



がん疼痛や呼吸困難などに対する症状緩和や医療用麻薬の適正使用を
目的とした院内マニュアルを整備すると共に、これに準じた院内クリテ
ィカルパスを整備し活用状況を把握する等、実効性のある診療体制を整
備すること。



がん患者の病態に応じたより適切ながん医療を提供できるよう、キャ
ンサーボード(手術、放射線診断、放射線治療、薬物療法、病理診断及
び緩和ケアに携わる専門的な知識及び技能を有する医師その他の専門を
異にする医師等によるがん患者の症状、状態及び治療方針等を意見交換
・共有・検討・確認等するためのカンファレンスをいう。以下同じ。)
を設置し、その実施主体を明らかにした上で、月1回以上開催するこ
と。なお、キャンサーボードを開催するに当たっては、以下の点に留意
すること。


キャンサーボードには治療法(手術療法、薬物療法、放射線療法
等)となり得る診療科の複数診療科の担当医師が参加すること。ま
た、緩和ケア担当医師や病理医についても参加することが望まし
い。



ウに規定するスクリーニングを行った上で、歯科医師や薬剤師、
看護師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語
聴覚士、社会福祉士等の専門的多職種の参加を必要に応じて求める
こと。



キャンサーボードで検討した内容については、記録の上、関係者
間で共有すること。



院内の緩和ケアチーム、口腔ケアチーム、栄養サポートチーム、感
染防止対策チーム等の専門チームへ適切に依頼ができる体制を整備す
ること。



地域がん診療病院とグループ指定を受ける場合には、確実な連携体制
を確保するためそのグループ指定先の地域がん診療病院と定期的な合同
のカンファレンスを開催すること。



思春期と若年成人(Adolescent and Young Adult; AYA)世代(以下
「AYA世代」という。)にあるがん患者については治療、就学、就
労、生殖機能等に関する状況や希望について確認し、必要に応じて、対
応できる医療機関やがん相談支援センターに紹介すること。
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