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脳科学の研究開発動向 (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.lifescience.mext.go.jp/2022/01/1040119.html |
出典情報 | ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第1回 1/19)《文部科学省》 |
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展望
◼ 神経科学の将来展望
◼ アルツハイマー病や神経変性疾患の治療法の開発
◼ 脳発生・発達と脳機能理解を基盤にした精神疾患治療法の開発
◼ 理論脳科学の推進による脳機能理解と次世代AIの開発
◼ 「脳だけの研究」から、脳科学と異分野との連携・統合による「脳と全身」研究への展
開。 (JST-AMED共通目標「マルチセンシング領域(CREST/さきがけ/PRIME)」はその嚆矢)
◼ 多様なアプローチによるバランスのとれた研究推進体制の重要性
◼ 治療法開発は出口が明確であることから基本的にはトップダウン的アプローチが主体と
なる。
◼
◼
「トップダウン研究」は「すでに注目されている分野・技術を後追いすること」に陥りがち。
「業績を挙げている研究者」に資金を継続しても、すでに確立した土俵で業績を挙げはしても、
必ずしも「パラダイム・シフト」を起こす研究に繋がるとは限らないことに留意すべき。
◼ パラダイム・シフトを起こすような研究の創発はむしろ、ボトムアップ的アプローチを
如何にして支援し活用に向けた研究推進体制を構築するか、が重要。
◼
◼
研究目標に向け、トップダウン的アプローチとボトムアップ的アプローチをバランス良く推進
できる仕組みを構築すべき。若手とシニアの研究者の相互交流が出来る体制などを検討。
誰も気づいていない新しい可能性を秘めた研究・研究者をどれだけ国としてかかえられるか。
◼
◼
◼
米国の「Brain Initiative」は巨額をボトムアップ型でも提供 → 技術革新の大波を起こした
CREST・さきがけ型研究の体制変革により「ボトムアップ的研究」を推進する工夫ができるの
ではないか。
◼
© 2021 CRDS
15
若手・学生の育成が重要であり、日本は弱い。
CREST・さきがけ型研究において、領域参加研究者に等しく出口につながる業績を求めると、研究の柔
軟性が失われる。基礎科学志向の領域の業績は領域全体のポートフォリオを重要視し、大きな研究業績
から「思いもしない」発見に発展する萌芽的研究まで含むべきではないか。そのために研究者の選定や
領域の運営における「目利き」のPOの育成が望まれる。
◼ 神経科学の将来展望
◼ アルツハイマー病や神経変性疾患の治療法の開発
◼ 脳発生・発達と脳機能理解を基盤にした精神疾患治療法の開発
◼ 理論脳科学の推進による脳機能理解と次世代AIの開発
◼ 「脳だけの研究」から、脳科学と異分野との連携・統合による「脳と全身」研究への展
開。 (JST-AMED共通目標「マルチセンシング領域(CREST/さきがけ/PRIME)」はその嚆矢)
◼ 多様なアプローチによるバランスのとれた研究推進体制の重要性
◼ 治療法開発は出口が明確であることから基本的にはトップダウン的アプローチが主体と
なる。
◼
◼
「トップダウン研究」は「すでに注目されている分野・技術を後追いすること」に陥りがち。
「業績を挙げている研究者」に資金を継続しても、すでに確立した土俵で業績を挙げはしても、
必ずしも「パラダイム・シフト」を起こす研究に繋がるとは限らないことに留意すべき。
◼ パラダイム・シフトを起こすような研究の創発はむしろ、ボトムアップ的アプローチを
如何にして支援し活用に向けた研究推進体制を構築するか、が重要。
◼
◼
研究目標に向け、トップダウン的アプローチとボトムアップ的アプローチをバランス良く推進
できる仕組みを構築すべき。若手とシニアの研究者の相互交流が出来る体制などを検討。
誰も気づいていない新しい可能性を秘めた研究・研究者をどれだけ国としてかかえられるか。
◼
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米国の「Brain Initiative」は巨額をボトムアップ型でも提供 → 技術革新の大波を起こした
CREST・さきがけ型研究の体制変革により「ボトムアップ的研究」を推進する工夫ができるの
ではないか。
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© 2021 CRDS
15
若手・学生の育成が重要であり、日本は弱い。
CREST・さきがけ型研究において、領域参加研究者に等しく出口につながる業績を求めると、研究の柔
軟性が失われる。基礎科学志向の領域の業績は領域全体のポートフォリオを重要視し、大きな研究業績
から「思いもしない」発見に発展する萌芽的研究まで含むべきではないか。そのために研究者の選定や
領域の運営における「目利き」のPOの育成が望まれる。