専門家によるモニタリングコメント・意見【医療提供体制】
モニタリング項目

別紙２

グラフ

7 月 14 日 第 93 回モニタリング会議のコメント

医 療 提

オミクロン株の特性に対応した医療提供体制の分析は以下のとおりである。
(1) 新型コロナウイルス感染症のために確保した病床使用率は、7 月 6 日時点の 25.4％（1,283 人/5,047 床）か
ら、7 月 13 日時点で 31.7％（2,198 人/6,944 床）に上昇した。
(2) オミクロン株の特性を踏まえた重症者用病床使用率は、7 月 6 日時点の 5.0％（21 人/420 床）から、7 月 13
日時点で 10.7％（45 人/420 床）に大きく上昇した。
(3) 入院患者のうち酸素投与が必要な方の割合は、7 月 6 日時点の 7.7％から、7 月 13 日時点で 8.3％となった。
(4) 救命救急センター内の重症者用病床使用率は、7 月 6 日時点の 72.5％（471 人/650 床）から、7 月 13 日時点
で 76.0％（496 人/653 床）となった。
(5) 救急医療の東京ルールの適用件数については、132.1 件/日と、引き続き高い水準で推移している。

供 体 制
の 分 析
（ オ ミ
ク ロ ン
株対応）

PCR 検査・抗原検査（以下「PCR 検査等」という。）の陽性率は、検査体制の指標としてモニタリングしてい
る。迅速かつ広く PCR 検査等を実施することは、感染拡大防止と重症化予防の双方に効果的と考える。
濃厚接触者で、医師の判断により検査を行わずに、臨床症状で陽性と診断された患者 11 人は、陽性率の計算
に含まれていない。
④ 検査の陽性率

④

（PCR・抗原）

7 日間平均の PCR 検査等の陽性率は、前回の 22.3％から 7 月 13 日時点で 33.8％に大きく上昇した。また、7
日間平均の PCR 検査等の人数は、前回の約 13,150 人/日から、7 月 13 日時点で約 19,501 人/日となった。
【コメント】
ア）陽性率は、7 月 13 日時点で 33.8％と、高い水準のまま上昇し続けている。有症状者や濃厚接触者等が迅速・
スムーズに検査を受けられるよう、体制の確保が必要である。
イ）自分自身に濃厚接触者の可能性がある場合や、ワクチン接種済みであっても発熱や咳、痰、咽頭痛、倦怠感
等の症状がある場合は、かかりつけ医、発熱相談センター又は診療・検査医療機関に電話相談し、特に、症状
が重い場合や、急変時には速やかに医療機関を受診する必要がある。

⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数

⑤

東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 122.1 件/日から 7 月 13 日時点で 132.1 件/日となった。
【コメント】
ア）熱中症による搬送件数の増加もあり、東京ルールの適用件数が高い水準のまま推移している。急激な感染拡
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