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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (8 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021840.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第93回 7/14)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

⑥-1

7 月 14 日 第 93 回モニタリング会議のコメント
大による救急医療体制への影響に警戒する必要がある。
イ)救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、新型コロナウイルス感染症流行前
の水準と比べると、依然延伸したまま推移しており、医療への負荷が増加し、救急搬送体制に大きく影響する
ことが懸念される。
(1) 7 月 13 日時点の入院患者数は、前回の 1,288 人から、2,239 人に大きく増加した。

(2) 今週新たに入院した患者は、前週の 824 人から 1,488 人に大きく増加した。また、入院率は 2.7%(1,488 人
/今週の新規陽性者 56,078 人)であった。
(3) 都は、感染拡大のスピードを踏まえ、重症者用病床を除き、病床確保レベルをレベル 1(5,047 床)からレベ
ル 2(6,944 床)へ引上げることを各医療機関に要請した。なお、7 月 13 日時点で稼働病床数は 4,841 床であ
る。
(4) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 156
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア)入院患者数は、2 週間で約 2.5 倍に増加した。新型コロナウイルス感染症による入院患者数の増加を踏まえ、

⑥ 入院患者数

医療提供体制を強化する必要がある。
イ)入院調整本部への調整依頼件数は、7 月 13 日時点で 300 件となった。高齢者や併存症を有する者など入院
調整が難航する事例が生じている。入院調整本部では、重症度別の入院調整班や、転退院、保健所、往診等の
支援班を設置し、中和抗体薬等の担当とも連携して対応している。
⑥-2

7 月 13 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 25%を占め、次いで 70 代が約 19%で
あった。
【コメント】
ア)入院患者数に占める 60 代以上の割合は、約 65%と引き続き高い値のまま推移しており、高齢者を受け入れ
ることが可能な病床や、軽症・無症状の高齢者のための臨時の医療施設等の確保及び運用が重要である。
イ)都は、受入医療機関と意見交換会を実施し、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用
による情報の共有化を進めている。

-8-