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09 ワクチン接種について (2 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021840.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第93回 7/14)《東京都》
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なぜ追加接種がオミクロン株への防御に対して大事なのか?
① ワクチン
2回接種

③ 出来た抗体の量は時間とともに減るが、
6〜9カ月で安定化し、一方、抗体の
中和能力は時間とともに増加傾向を示す

② スパイク蛋白に
対する中和抗体産生

血中抗体

メモリー 細胞
B
3
6
9
時間経過(月)

④’ 出来たメモリーB細胞は
9ヵ月以上安定に存在し、
成熟すると、変異株に対する
反応性を持つようになる。

5 – 10X

⑥ 新たな中和抗体が多量に
作られ、複数の変異株に
対して反応性を持つ
10 – 100X

④ メモリーB細胞の産生
変異株にも反応性を
持つ細胞ができる

⑤ 追加接種

追加接種 追加接種
+感染

血中抗体

⑧ 最初の接種による抗体が
残っていると、その後の
メモリー反応が抑制される?

中和能力
抗体価
3
6
9
時間経過(月)

⑨ 結論:

得られる免疫の強さは、

2回接種 << 3回接種 < 3回接種+感染
(≒4回接種)

追加接種により複数種類の変異株に対応可能
となる。ただし、接種間隔は十分に空ける
ことが大事。

⑦ 追加接種の前あるいは後に感染すると、
追加接種だけよりもさらに中和抗体価が
高くなる。このことから、4回目接種でも
同様のことが期待される。

Adapted from;
Goel RR et al, Cell, 185:1875, 2022