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新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在) (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在)(7/18)《国立感染症研究所》 |
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国立感染症研究所 感染症疫学センター
National Institute of Infectious Diseases/Center for Surveillance, Immunization, and Epidemiologic Research
新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報:
発生動向の状況把握
2022 年第 27 週(2022 年 7 月 4 日~2022 年 7 月 10 日; 7 月 12 日現在)*
COVID-19 weekly surveillance update:
epidemiologic situational awareness
- Week 27, as at July 12, 2022
*
一部、第 28 週の情報を含む
本週報は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行状況を、時・人・場所の項目を用いて記述し、複数の指
標を精査し、全国的な観点からまとめています。「トレンド(傾向)」と「レベル(水準)」を明記し、疫学的な概念を用
いて、状況把握の解釈を週ごとに行っています。解釈については、注意事項にも記載していますが、特に直近の情
報については、過小評価となりうる場合などがあるので十分にご注意下さい。国や地方自治体の COVID-19 対
策に従事する皆様とともに、広く国民の皆様に COVID-19 に関する情報を提供し、還元する事を目的としてお
ります。COVID-19 対策・対応の参考資料として活用していただければ幸いです。
今週の主なコメント
1. 全国の状況
1.1. 全国の新規症例報告数
1.2. 全国の検査数、新規陽性者数、陽性率
1.3. 全国の入院者数、重症者数、死亡者数
1.4. 全国の年齢群別新規症例報告数
2. 地域別の状況
2.1. 地域別の新規症例報告数
2.2. 地域別別の重症者数
HER-SYS に関する注意点
解釈に関する考え
参考サイト
1
4
4
6
6
11
14
14
19
23
23
23
今週の主なコメント
第27週は、全国的には、多くの指標で増加の傾向がみられた。
直近の週では、全国的には、自治体公表日・HER-SYS の診断日ベースの新規症例報告数はともに増
加し、有症状に限定した場合でも同様な傾向であった。また、直近の週では、検査数、新規陽性者数、検
査陽性率が全て増加した。これは、流行(有病割合)が増加した際に想定される傾向である(感染を疑っ
たために実施する検査数も増え、検査を行った場合、結果が陽性である確率も増加する)。検査数を増
やしたために陽性数が増加したと説明が困難であり、罹患率の上昇が懸念されるパターンである。新規
陽性者数は第 5 波のピークを上回り、第4週以降は、新規症例報告数に占める無症状症例の割合は5%
弱と低い傾向が続いている。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響をより受けにくい。新規に届出された診断時中等症以上の症例は、第 20
~24週は減少傾向であったが、第 25、26 週は増加した。新規に届出された診断時重症の症例は、第
24、25週は減少~微減であったが、第 26、27週は増加した。遅れ報告を考慮した7月 12 日現在の
第 27 週の値と 7 月 5 日現在の第 26 週の値を比較すると、中等症以上および重症の症例はともに
1
National Institute of Infectious Diseases/Center for Surveillance, Immunization, and Epidemiologic Research
新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報:
発生動向の状況把握
2022 年第 27 週(2022 年 7 月 4 日~2022 年 7 月 10 日; 7 月 12 日現在)*
COVID-19 weekly surveillance update:
epidemiologic situational awareness
- Week 27, as at July 12, 2022
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一部、第 28 週の情報を含む
本週報は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行状況を、時・人・場所の項目を用いて記述し、複数の指
標を精査し、全国的な観点からまとめています。「トレンド(傾向)」と「レベル(水準)」を明記し、疫学的な概念を用
いて、状況把握の解釈を週ごとに行っています。解釈については、注意事項にも記載していますが、特に直近の情
報については、過小評価となりうる場合などがあるので十分にご注意下さい。国や地方自治体の COVID-19 対
策に従事する皆様とともに、広く国民の皆様に COVID-19 に関する情報を提供し、還元する事を目的としてお
ります。COVID-19 対策・対応の参考資料として活用していただければ幸いです。
今週の主なコメント
1. 全国の状況
1.1. 全国の新規症例報告数
1.2. 全国の検査数、新規陽性者数、陽性率
1.3. 全国の入院者数、重症者数、死亡者数
1.4. 全国の年齢群別新規症例報告数
2. 地域別の状況
2.1. 地域別の新規症例報告数
2.2. 地域別別の重症者数
HER-SYS に関する注意点
解釈に関する考え
参考サイト
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今週の主なコメント
第27週は、全国的には、多くの指標で増加の傾向がみられた。
直近の週では、全国的には、自治体公表日・HER-SYS の診断日ベースの新規症例報告数はともに増
加し、有症状に限定した場合でも同様な傾向であった。また、直近の週では、検査数、新規陽性者数、検
査陽性率が全て増加した。これは、流行(有病割合)が増加した際に想定される傾向である(感染を疑っ
たために実施する検査数も増え、検査を行った場合、結果が陽性である確率も増加する)。検査数を増
やしたために陽性数が増加したと説明が困難であり、罹患率の上昇が懸念されるパターンである。新規
陽性者数は第 5 波のピークを上回り、第4週以降は、新規症例報告数に占める無症状症例の割合は5%
弱と低い傾向が続いている。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響をより受けにくい。新規に届出された診断時中等症以上の症例は、第 20
~24週は減少傾向であったが、第 25、26 週は増加した。新規に届出された診断時重症の症例は、第
24、25週は減少~微減であったが、第 26、27週は増加した。遅れ報告を考慮した7月 12 日現在の
第 27 週の値と 7 月 5 日現在の第 26 週の値を比較すると、中等症以上および重症の症例はともに
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