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新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在) (10 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第27週(7月4日-7月10日 7月12日現在)(7/18)《国立感染症研究所》
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(C) 人工呼吸器装着中の全国の COVID-19 患者数(ECMO 含む):7 月 4 日(26 例)、7 月 11 日
(29 例)

出典:NPO 法人日本 ECMOnet (https://crisis.ecmonet.jp/)(7 月 12 日現在)

注)データは、閲覧日によって微増微減する場合がある。

より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響をより受けにくい。
新規に届出された診断時中等症以上であった症例は、第 20~24週は減少傾向であったが、第 25 週
以降は増加している。新規に届出された診断時重症の症例は、第 20~22 週は減少傾向で、第 23 週
は微増、第 24、25 週は減少~微減であったが、第 26 週以降は増加している。遅れ報告を考慮した7
月 12 日現在の第 27 週の値と 7 月 5 日現在の第 26 週の値を比較すると、中等症以上および重症
の症例はともに増加した。直近の週では、レベルとしては、中等症以上は 600例弱、重症の症例は 30
0 例弱であった。なお、年齢群別では、中等症以上では、0~4 歳を除いて全ての年齢群で増加し、重症
の症例では、10~14 歳を除いて全ての年齢群で微増~増加した。なお、中等症以上では、全ての年齢
群で第 5 波のピークレベルを下回っており、重症では、5~9 歳で第 5 波のピークを超えており、0~4
歳、10~14 歳、15~19 歳で第 5 波のピークとほぼ同じレベル、それ以外の年齢群では第 5 波のピ
ークレベルを下回っていた。
全国の入院治療等を要する COVID-19 患者の数の推移については、入院者数が第 3 週に第 5 波の
ピークを上回った。その後第 21~24週は減少であったが、第 25 週に微増した後、第 26、27 週では
急激に増加した。重症例は、2022 年第 7~8週にピークとなった後、第 21 週より緩やかに減少して
いたが第 25 週以降は微増している。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation(ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数で、人工呼吸器の
開始数は第 8~15 週は減少傾向で、以降は低レベルで推移しているが、第27 週は 3 例であった。
ECMO の開始数は、2 月以降は微増微減を繰り返しながら減少し、4 月から低レベルで推移している
が、第27 週は 2 例であった。新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、第1~5波のピークを下回って
いる。ECMO 装着中の全国の COVID-19 患者数においては、第 19 週から 20 例未満の低い値で微
増微減を繰り返しながら横ばい傾向であり、直近の週は 3 例であった。入院中の COVID-19 重症例
における人工呼吸器装着中の患者数においては、第21~24週は微減~減少傾向で、第 25 週は微増、
第 26、27 週はほぼ横ばいであった。ECMO/人工呼吸器装着数の最新の状況と詳細に関しては、
NPO 法人日本 ECMOnet の https://crisis.ecmonet.jp/ を参照いただきたい。
死亡者数においては、新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数は、第
18 週(212 例)から微増微減を繰り返しながら推移している。直近 5 週間では、第 23 週は 139 例、
第 24週は 141例、第 25 週は 94 例、第 26 週は 98 例、第 27 週は 110 例であった。
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