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資料1 健診項目について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26980.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会 健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関するワーキング・グループ(第4回 7/25)《厚生労働省》
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2.詳細な健診の項目について
第3回技術的事項WGの主なご意見



眼底検査は、血圧や血糖の値が基準に該当した場合、医師の判断で行うとあるが、血糖値異常等を認
めた者については、医療機関を受診した上で、医師の判断のもと行う検査ではないか。



高血圧や糖尿病等の生活習慣病がある者が確実に医療機関にかかり、且つ定期的な眼底検査を受けて
いれば、基本的に詳細健診は不要ということになるのではないか。医療と健診の範囲でオーバーラップする部
分を制度的にどのように位置付けるのかが、悩ましい部分だと考える。



脳卒中の死亡率は低下をしてきているが、男性の心不全の死亡率が年々増加をしており、心電図検査は、
心房細動を評価する上でも、詳細な健診項目として、引き続き重要ではないか。



加入者の年齢が比較的高い市町村国保においては、血清クレアチニン検査の実施率が上がってきている
が、一方で、労働安全衛生法に基づく事業主健診における血清クレアチニン検査は、「医師が必要と認めた
場合には実施することが望ましい項目」との位置付けとなっている。近年は雇用延長で70歳代まで働きましょ
うといった世界になってきており、年齢層別のリコメンデーションという考え方があってもよいのではないか。



推算糸球体濾過量(eGFR)の検査結果から慢性腎臓病(CKD)の判定が行われるが、加齢に伴う
変化のためにCKDと判定される人が多数発生する可能性があり、例えば血圧、血糖、脂質に異常のない人
であってCKDと判定された人に対して、何を指導するのですかという議論が以前からあった。



血清クレアチニン検査に関連する議論については、労働安全衛生法にも関わるので、慎重な対応が必要
ではないか。
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