よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2】 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26881.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第63回 8/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

無症状者における唾液検体を用いた抗原定性検査の臨床評価試験結果について
○ これまで抗原定性検査において、検査性能が高いとの報告がないことから無症状者における唾液検体の使
用は推奨されていない。今般、タウンズ社より唾液検体を用いた抗原定性検査の有効性についてのデータが
新たに報告された。
○ 結果は以下の通り。
1.対象:無症状者(合計102検体)
2.結果:

・唾液検体における抗原定性検査及びPCR検査との比較では、陽性一致率は64.7% 、陰性一致率は
98.0%、及び全体一致率は81.4%であった。
・唾液検体の抗原定性検査において、PCR検査陽性であり、抗原定性検査陰性となった18例は、
14例(77.8%)でCt値30以上、4例(22.2%)でCt値30未満であった(そのうちCt値20未満は無かっ
た)。

・仮にCt値30をカットオフとすると、陽性検出率は87.1%であった。
○ 無症状者の唾液検体におけるPCR検査との比較で陰性となった検体は、Ct値30以上のウイルス量が少ない
検体がほとんどであった。
唾液抗原定性
検査と唾液
PCRの比較

Ct値30を
カットオフと
した場合

唾液PCR

唾液
抗原定性

(+)

(-)

(+)

33

1

(-)

18

50

解析結果

イノムエースSARS-CoV-2 Saliva

<25~≦30
<20~≦25

陽性一致率

64.7% (33/51)

陰性一致率

98.0% (50/51)

全体一致率

81.4% (83/102)

検出率

(+)

(-)

12

4

75.0%

15

0

100%

87.1%

2