見直し方針案 ＜案２：遺伝情報改変技術等の有無で指針を整理＞

【見直し方針】

余剰胚

「新規胚を作成する遺伝情報改変技術等を用いない研究」はART指針、
「遺伝情報改変技術等を用いる研究」はゲノム編集指針で整理
ART指針は、研究目的を当該指針を策定した当初の適用範囲に戻す
ゲノム編集指針は、適用範囲に新規胚を含め、研究目的に卵子間
核置換技術を用いるミトコンドリア病研究を含める
＜ART指針＞

現行

遺伝情報改変技術等なし

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新規胚
ART指針

ART指針

（遺伝性・先天性疾患研究目的）

ゲノム編集
ART指針
指針
ゲノム編集指針
ゲノム編集
第三次報告
指針

核置換技術

特定胚指針

遺伝情報改変技術等
（ART研究目的）

遺伝情報改変技術等

第三次報告

見直し方針

適用範囲

新規胚を作成する生殖補助医療研究

新規胚を作成する生殖補助医療研究

研究目的の限定

生殖補助医療研究（遺伝情報改変技術等の利用可）

生殖補助医療研究（遺伝情報改変技術等を用いない研究に限る）

＜ゲノム編集指針＞

現行

見直し方針

適用範囲

余剰胚に遺伝情報改変技術等を用いる研究

余剰胚に遺伝情報改変技術等を用いる研究、
新規胚を作成して行う遺伝情報改変技術等を用いる研究
及び卵子間核置換技術を用いる研究

研究目的の限定

①生殖補助医療研究
②遺伝性・先天性疾患研究

①生殖補助医療研究
②遺伝性・先天性疾患研究
③卵子間核置換技術を用いるミトコンドリア病研究

【論点】
メリット： ・遺伝情報改変技術等を用いる研究について、１つの指針（ゲノム編集指針）で管理が可能
デメリット： ・新規胚作成と余剰胚利用で異なる要件（ヒト受精胚等の取扱い、インフォームド・コンセント、提供機関の
基準等）が両指針に混在
・卵子間核置換技術は新規胚作成に限定されるため、ゲノム編集指針の適用範囲が複雑化
・今後新たな技術が容認された場合、指針が細分化し複雑になる可能性あるいは再度全体の体系見直し
が生じる可能性
その他： ・ART指針及びゲノム編集指針の適用範囲を改めることに伴い、両指針の改正・名称変更が必要

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