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新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第29週(7月18日-7月24日、7月26日現在) (22 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/PDF/COVID-19_2022_w29.pdf
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第29週(7月18日-7月24日、7月26日現在)(8/1)《国立感染症研究所》
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出典:HER-SYS(7 月 26 日現在)


HER-SYS における中等症以上の定義は発生届で診断時に、「肺炎像」「重篤な肺炎」「多臓器不全」「ARDS」のいずれかにチ
ェックされているかどうか、または死亡例である(「肺炎像」ありのみも含むため、臨床的に軽症である症例も含まれる可能性
がある)。重症の定義は発生届で診断時に、「重篤な肺炎」「多臓器不全」「ARDS」のいずれかにチェックされているかどうか、
または死亡例である。
注)地域ブロックの流行曲線ごとに縦軸のスケールが異なることに注意が必要である。
注)直近の週は過小評価されている場合がある。

中等症例と重症例の指標は、発症からの遅れの時間差はあるが、軽症例・無症候例と比較して、受診行
動、検査対象の変化によるバイアスをより受けにくい。
地域別の新規に届出された診断時中等症以上および重症であった症例においては、第 25週には、中
等症以上の症例は、北海道、東北、北陸、近畿、四国、九州、沖縄県で微増~増加し、重症の症例は、東北、
近畿、四国で微増~増加した。第 26週には、中等症以上の症例は、東北、関東、東海、近畿、中国、九州、
沖縄県で微増~増加し、重症の症例は、東北、関東、北陸、東海、近畿、九州、沖縄県で微増~増加した。
第 27 週には、中等症以上・重症の症例は、ともに東北と中国を除いて全国で微増~増加した。第 28
週には、中等症以上の症例は、四国を除いて増加し、重症の症例は、北海道と東海を除いて全国で微増
~増加した。第 29週には、中等症以上の症例は、全ての地域で増加し、重症の症例は、中国と沖縄県を
除いて増加した。レベルとしては、中等症以上の症例においては東北と四国で第 5 波のピークレベルを
上回っており、重症の症例においては全ての地域で第 5 波のピークレベルを上回っている。なお、直近
の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要である。多
くの地域で継続して増加しており、レベルも高いことから、動向を注視する必要がある。

地域別の評価は以下の通りである。
◆ 北海道:中等症以上・重症は増加した。レベルとしては、中等症以上(30例強)、重症例(20例)で、
重症例は第 5 波のピークを上回っている。
◆ 東北:中等症以上・重症の症例は増加した。レベルとしては、中等症以上(50 例強)、重症例(28例)
で、いずれも第 5 波のピークを上回っている。
◆ 関東:中等症以上・重症の症例は増加した。レベルとしては、中等症以上(約800例)、重症例(415
例)で、重症例は第 5 波のピークを上回っている。
◆ 北陸:中等症以上・重症の症例は増加した。レベルとしては、中等症以上(30 例強)、重症例(19例)
で、重症例は第 5 波のピークを上回っている。
◆ 東海:中等症以上・重症は増加した。レベルとしては、中等症以上(150 例強)、重症例(78例)で、
重症例は第 5 波のピークを上回っている。
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