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資料2 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27261.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第1回 8/5)《厚生労働省》 |
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地域における薬剤師の役割:敷地内薬局(とりまとめP30~P31)
地域における
薬剤師の役割
○ 敷地内薬局については、①かかりつけ薬剤師・薬局としての機能を果たすとは考えにくい、②敷地内薬局の開設に係る病院による
公募内容を踏まえれば利益供与に当たる との意見がある。
○ 一方で、希少疾患やがんなどの高度な薬学管理等、地域の薬局では果たせない役割を持つ場合があるとの意見もある。
○ 今後敷地内薬局の実態を把握し、それに基づいた議論を行うため、厚生労働省において敷地内薬局の現状や病院の公募
内容を調査すべきとされた。
2.主なご意見
1.現状
○ 業界紙(注)の記事によると、病院敷地内薬局は、2021年4月時
点で196薬局であった。
(注)PHARMACY NEWSBREAK (株式会社じほう)
○ また、2020年4月からの1年間で病院敷地内薬局は73薬局増加
した(約60%増加)。
診療所敷地内薬局数
2020年4月
2021年4月
2020年4月
2021年4月
超大型
67
109
7
14
大型
29
42
13
15
中型
1
1
0
0
一般
26
44
24
126
123
196
44
155
合計
①薬局機能
かかりつけ機能:敷地内薬局は、当該病院の処方箋が中心で、かかりつけ
薬剤師・薬局機能を持つとは考えにくい(この点は、特定の医療機関に依
存する門前薬局も同様。)。
高度薬学管理:希少疾患やがんなどの高度な医療を提供する病院の敷
地内薬局の場合、高額な薬剤の調剤や高度な薬学管理等、地域の薬局
では果たせない役割を持つ場合がある(この点は、敷地内である必然性は
ないとの意見もあった。)。
敷地内薬局のグループ規模別の薬局数
病院敷地内薬局数
※各構成員の意見であり、WGの総意ではない。
超大型:処方箋受け付け回数が月40万回超の薬局グループ
大型:処方箋受付回数が月4万回超40万回以下の薬局グループ
中型:処方箋受付回数が月3.5万回超4万回以下の薬局グループ
一般:処方箋受付回数が月3.5万回以下の薬局グループ及びグループでない薬局
出展:PHARMACY NEWSBREAK 2021年8月13日付記事 「【調剤報酬ウオッチ】(前編)基本料
減算薬局は6%減、コロナ影響か」に基づき厚生労働省医薬・生活衛生局が作成
②医療機関との関係
敷地内薬局の開設に係る病院による公募内容を踏まえれば、
利益供与に当たると考えられる。
③患者との関係
敷地内にあるため、患者に対して同一組織との誤認を与えたり、誘導に近い効
果がある。
具体的な対策
敷地内薬局の現状(かかりつけ薬剤師・薬局や高度薬学管理に関
する機能や地域の医療機関や薬局との連携等)や病院の公募内容
の調査を厚生労働省において実施すべき。
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地域における
薬剤師の役割
○ 敷地内薬局については、①かかりつけ薬剤師・薬局としての機能を果たすとは考えにくい、②敷地内薬局の開設に係る病院による
公募内容を踏まえれば利益供与に当たる との意見がある。
○ 一方で、希少疾患やがんなどの高度な薬学管理等、地域の薬局では果たせない役割を持つ場合があるとの意見もある。
○ 今後敷地内薬局の実態を把握し、それに基づいた議論を行うため、厚生労働省において敷地内薬局の現状や病院の公募
内容を調査すべきとされた。
2.主なご意見
1.現状
○ 業界紙(注)の記事によると、病院敷地内薬局は、2021年4月時
点で196薬局であった。
(注)PHARMACY NEWSBREAK (株式会社じほう)
○ また、2020年4月からの1年間で病院敷地内薬局は73薬局増加
した(約60%増加)。
診療所敷地内薬局数
2020年4月
2021年4月
2020年4月
2021年4月
超大型
67
109
7
14
大型
29
42
13
15
中型
1
1
0
0
一般
26
44
24
126
123
196
44
155
合計
①薬局機能
かかりつけ機能:敷地内薬局は、当該病院の処方箋が中心で、かかりつけ
薬剤師・薬局機能を持つとは考えにくい(この点は、特定の医療機関に依
存する門前薬局も同様。)。
高度薬学管理:希少疾患やがんなどの高度な医療を提供する病院の敷
地内薬局の場合、高額な薬剤の調剤や高度な薬学管理等、地域の薬局
では果たせない役割を持つ場合がある(この点は、敷地内である必然性は
ないとの意見もあった。)。
敷地内薬局のグループ規模別の薬局数
病院敷地内薬局数
※各構成員の意見であり、WGの総意ではない。
超大型:処方箋受け付け回数が月40万回超の薬局グループ
大型:処方箋受付回数が月4万回超40万回以下の薬局グループ
中型:処方箋受付回数が月3.5万回超4万回以下の薬局グループ
一般:処方箋受付回数が月3.5万回以下の薬局グループ及びグループでない薬局
出展:PHARMACY NEWSBREAK 2021年8月13日付記事 「【調剤報酬ウオッチ】(前編)基本料
減算薬局は6%減、コロナ影響か」に基づき厚生労働省医薬・生活衛生局が作成
②医療機関との関係
敷地内薬局の開設に係る病院による公募内容を踏まえれば、
利益供与に当たると考えられる。
③患者との関係
敷地内にあるため、患者に対して同一組織との誤認を与えたり、誘導に近い効
果がある。
具体的な対策
敷地内薬局の現状(かかりつけ薬剤師・薬局や高度薬学管理に関
する機能や地域の医療機関や薬局との連携等)や病院の公募内容
の調査を厚生労働省において実施すべき。
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