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当日配布資料3:8月10日アドバイザリーボード資料 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27434.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・体外診断薬部会(令和4年度第4回 8/17)《厚生労働省》
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アドバイザリーボード(令和3年12月22日)議事概要(抜粋)
(尾身構成員)

○資料5について、OTC化して抗原定性検査を一般の人がどこでも使いやすくする、一般の人の健康管理にも、感染対策にも役立つ
ということで、大賛成である。これは症状のあるなしに拘わらず考えているのか。また、いろいろなところで検査を無償にする動き
があるので、費用はどうなのか。個人負担にするのか、財政的な支援があるのか。抗原定性検査を広く人々に活用してもらうため
に、前回神奈川県の例が出たが、これとの兼ね合いはどうなるのか。
(釜萢構成員) ○資料5について。これまでに散々検討してきたことなので、皆様と共通認識だと思うが、特に抗原定性検査キットを利用する場合
に大事なことは検体が正しく取れるかどうか。そして、取った検体の検査の手順が正確に正しく行われるかどうかという点が極めて
大事である。現在は薬局において薬剤師がしっかり情報を提供し、販売するという形になっている。先週、阿南先生が示した神奈川
の事例でも、情報提供がしっかりできる対象に無料で配布されたが、無制限に配っているわけではない。もし陽性が出た場合に薬剤
師がそれをどのように医療機関につなげるかも細かくきちんと指示をした形で神奈川では運用されている点が特徴だった。それらを
踏まえると、例えばOTCという話も出ているが、販売される場所を増やせば、この検査が感染防護と経済の両立に役立つとはならな
い。しっかりと、うまく利用して初めてこれが利用できる訳であり、規制改革からはその点を十分理解した上での発言なのかどうか
甚だ疑問。折角のツールを正しく使うために、どのような販売ルートが必要で、それが国民のためになるという点、資料5について強
く考える。
(中島参考人) ○資料5の迅速抗原検査に関して。OTC化の話もあったが、今、釜萢先生から指摘があったように、正しく使う、結果をよんで正し
い受診行動につなげること極めて大事で、啓発とセットはその通りだと考える。また、広く普及には価格が極めて大事で、安くなけ
れば身近にならず、価格を抑えていく、安価での提供が必要だ。通販は実験用に市場で売られているものとの単純な価格競争になら
ないように。より安かろう悪かろうが使われるようになると本末転倒だ。実験用と差別化していくという仕組みは大事だろう。
(阿南構成員)この抗原定性検査キットでキーになるポイントは3つある。1つ目は、如何に入手しやすくするのか。2つ目は、使い方を正しく伝えら
れるか。3つ目は、最大の目的である陽性であった場合に間違いなく医療機関に伝えること。(中略)
ぱっと買って、ぱっと使うところまで落としてしまうと、全体の流れが壊れてしまうことを懸念している。先ほどの3点をもう少し
ハードルを下げることはできてくると思うが、それがイコールぱっと手に取れるOTCとは違うと思う。あと一点、とにかくバッタも
んは排除すべき、これは大賛成である。
(太田構成員) ○資料5について。やった後に診療に確実につなげる仕組みが非常に重要だ。P3の論点はネット通販出来るかアイデアが浮かばな
い。確かに入手が簡易になることは非常にメリットだが、どうやって担保できるのかは慎重に考えて欲しい。何でもかんでも緊急対
応という形で緩めていくことには少し抵抗を感じるので、しっかりと議論いただきたい。
(岡部構成員) ○分かりやすく医療につながり、変なものを出さない点が条件だ。基本的にはOTCをやることによって感染の拡大防止には直接つな
がらないかもしれないが、それぞれの方の不安の解消や行動、それから早期診断にも結びつくのではないかと思われ、基本的には賛
成である。