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参考資料3-3 サル痘にかかる献血の安全性について(日本赤十字社提出資料) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27504.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和4年度第2回 8/23)《厚生労働省》
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米国のサル痘ウイルス感染後の献血受付基準
【輸血による感染】
輸血によるサル痘の感染症例は報告されていない。

【供血の延期】
 サル痘ウイルスの輸血感染が証明されていないため、米国では現時点で供血者の問診に関し質問事項は設けていない。
 サル痘ウイルスは従来性感染症とは考えられてこなかったものの、2022年の国際的な流行では、男性間性交渉者(MSM)の
感染が「圧倒的多数」とされている。MSMに対しては男性間の性的接触後3か月間の供血延期が求められるが、この期間が
サル痘感染におけるウイルス血症となる期間を超えているため、当該ウイルス感染リスクの軽減に寄与する。
 採血責任医師の裁量で問診票に次の事項を追加しても良い。
1. 少なくとも全ての病変が完全に治癒し、症状の発症後最低21日間経過するまで供血延期とする。
2. 感染者や感染動物と濃厚接触し無症候の者は、最低21日間経過するまで供血延期とする。

【サル痘に対する天然痘ワクチン接種後の供血者の適格性】
現行の問診票には、過去8週間以内に天然痘の予防接種を受けたかを問う項目がある。今般、新たにACAM2000とJynneos接
種者に対する供血受け入れ手順を追記した。複製能力のない弱毒化生ワクチンであるJynneosを接種した者は供血延期を要さ
ないこととし、ACAM2000接種者については、かさぶたの状態、ワクチン接種による副反応等の有無により21日間(症状があった
場合更に14日間)または56日間の供血延期とする。
AABB Monkeypox Resources to Consider(Updated Aug 01,2022) 6