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参考資料3 令和3年度日本赤十字社の血液事業への取り組みについて(日本赤十字社提出資料) (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27906.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第2回 9/14)《厚生労働省》 |
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7.国際協力・海外協力の
実施
15
8.新たな事業の展開
16
9.事業の効率的運営の推
進
・新型コロナウイルス感染症の影響が世界的に続く
ことが見込まれることから、これまでの海外協力関係
を継続するために、各国の現状について情報収集を
行い、コロナ禍においても日本赤十字社としてアジア
地域の血液事業を支援する。
・赤十字・赤新月社の血液事業にかかるコーポレート・ガ ・世界的なコロナウィルス感染症の収束状況を注
バナンス及び危機管理に関する国際諮問協会(GAP))や 視ししつつ、アジア地域をはじめとして、効果的な
アジア太平洋血液ネットワーク (APBN) 等の国際的な機 国際協力事業を検討する。
関への積極的な参加を通して、コロナ禍も継続して各国の
血液事業に重要な情報共有・支援を行った。
・アジア地域の参加国や血液事業者間で事業運営
上の有用な情報や経験を共有する場である「アジア
赤十字・赤新月血液事業フォーラム」については、世
界的な新型コロナウイルス感染症の収束が明らかに
なった時点で、改めて十分な準備期間を経て、タイ赤
十字社と共同で開催する。
・アジア地域の赤十字・赤新月社を対象にした海外研修生
の受入れや、「アジア赤十字・赤新月血液事業フォーラム」
等の国際的な取り組みについては、新型コロナウイルス
感染症の世界的なまん延の影響により 、令和 2 年度に
引き続き、 令和3年度も休止、延期を余儀なくされた。
献血血液の検査データは、日本で他に類を見ない
ビッグデータとして、国民の健康増進などに資する基
礎データとして重要であり、社内外の研究者が適切
に参照・引用できる環境整備を進める。国民健康等
に関する将来の研究試料として日赤の持つ全国規
模のバイオリソース(献血者検体)を長期保管する。
輸血用血液製剤の検査・製造で培った技術を生かし
、新たな技術開発を通じ国民医療に貢献するため
に、輸血副作用の発生機序の解明 ・病原性因子低
減化技術の開発等の安全性向上に関する研究、iPS
細胞やそれに類似した血液前駆細胞からの赤血球・
検査血球の作成に向けた研究等を実施する。
また、血漿の一部を血小板保存液(PAS )に置換す
ることで、アレルギー性輸血副作用の発生率が少な
くなると期待される PAS 血小板や、凍結乾燥血漿な
どの新たな血液製剤の導入を検討する。
以下のとおり、研究開発を進めた。
【令和3年度主な研究開発実績】
①献血血液の検査データを詳細に解析した結果をAnnual
Reportとして3年間分を公開した。今後、各年次ごとに順次
公開予定。献血者検体保管について方針概要を決定し
た。
②iPS細胞やそれに類似した血液前駆細胞からの赤血球
の製造に関する検討や、検査血球の開発
③輸血副作用発生機序の解明
④新たなMNS血液型バリアントGP.MOTの同定、日本人の
MNS血液型バリアントと関連抗体の頻度調査。
⑤薬剤添加を必要としない感染性因子低減化技術の開発
⑥冷蔵保存血小板、凍結乾燥血漿など、血液製剤の有効
性、安全性のさらなる向上を目指した新規血液製剤に関
する検討。
⑦PAS血小板の機能の解明
⑧赤血球ならびに血小板製剤の有効期限延長、細菌スク
リーニング導入に関する検討
血漿分画製剤の需要増加に伴う必要血液量の増加 必要血液量の効率的な確保に向けた各種取組を進めた
など事業環境の変化を踏まえ、必要血液量の効率 ほか、業務体制の抜本的な見直し、費用全般にわたる内
的な確保を中心に、事業の効率化につながる各種改 容の見直しを進めた。
善の取り組みを一層進める。
今後も最新の情報を収集しつつ、新規製剤の開
発等、新たな血液事業の展開を見据えた各種検
討を進める。
引き続き、事業改善の取り組みを進める。
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7.国際協力・海外協力の
実施
15
8.新たな事業の展開
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9.事業の効率的運営の推
進
・新型コロナウイルス感染症の影響が世界的に続く
ことが見込まれることから、これまでの海外協力関係
を継続するために、各国の現状について情報収集を
行い、コロナ禍においても日本赤十字社としてアジア
地域の血液事業を支援する。
・赤十字・赤新月社の血液事業にかかるコーポレート・ガ ・世界的なコロナウィルス感染症の収束状況を注
バナンス及び危機管理に関する国際諮問協会(GAP))や 視ししつつ、アジア地域をはじめとして、効果的な
アジア太平洋血液ネットワーク (APBN) 等の国際的な機 国際協力事業を検討する。
関への積極的な参加を通して、コロナ禍も継続して各国の
血液事業に重要な情報共有・支援を行った。
・アジア地域の参加国や血液事業者間で事業運営
上の有用な情報や経験を共有する場である「アジア
赤十字・赤新月血液事業フォーラム」については、世
界的な新型コロナウイルス感染症の収束が明らかに
なった時点で、改めて十分な準備期間を経て、タイ赤
十字社と共同で開催する。
・アジア地域の赤十字・赤新月社を対象にした海外研修生
の受入れや、「アジア赤十字・赤新月血液事業フォーラム」
等の国際的な取り組みについては、新型コロナウイルス
感染症の世界的なまん延の影響により 、令和 2 年度に
引き続き、 令和3年度も休止、延期を余儀なくされた。
献血血液の検査データは、日本で他に類を見ない
ビッグデータとして、国民の健康増進などに資する基
礎データとして重要であり、社内外の研究者が適切
に参照・引用できる環境整備を進める。国民健康等
に関する将来の研究試料として日赤の持つ全国規
模のバイオリソース(献血者検体)を長期保管する。
輸血用血液製剤の検査・製造で培った技術を生かし
、新たな技術開発を通じ国民医療に貢献するため
に、輸血副作用の発生機序の解明 ・病原性因子低
減化技術の開発等の安全性向上に関する研究、iPS
細胞やそれに類似した血液前駆細胞からの赤血球・
検査血球の作成に向けた研究等を実施する。
また、血漿の一部を血小板保存液(PAS )に置換す
ることで、アレルギー性輸血副作用の発生率が少な
くなると期待される PAS 血小板や、凍結乾燥血漿な
どの新たな血液製剤の導入を検討する。
以下のとおり、研究開発を進めた。
【令和3年度主な研究開発実績】
①献血血液の検査データを詳細に解析した結果をAnnual
Reportとして3年間分を公開した。今後、各年次ごとに順次
公開予定。献血者検体保管について方針概要を決定し
た。
②iPS細胞やそれに類似した血液前駆細胞からの赤血球
の製造に関する検討や、検査血球の開発
③輸血副作用発生機序の解明
④新たなMNS血液型バリアントGP.MOTの同定、日本人の
MNS血液型バリアントと関連抗体の頻度調査。
⑤薬剤添加を必要としない感染性因子低減化技術の開発
⑥冷蔵保存血小板、凍結乾燥血漿など、血液製剤の有効
性、安全性のさらなる向上を目指した新規血液製剤に関
する検討。
⑦PAS血小板の機能の解明
⑧赤血球ならびに血小板製剤の有効期限延長、細菌スク
リーニング導入に関する検討
血漿分画製剤の需要増加に伴う必要血液量の増加 必要血液量の効率的な確保に向けた各種取組を進めた
など事業環境の変化を踏まえ、必要血液量の効率 ほか、業務体制の抜本的な見直し、費用全般にわたる内
的な確保を中心に、事業の効率化につながる各種改 容の見直しを進めた。
善の取り組みを一層進める。
今後も最新の情報を収集しつつ、新規製剤の開
発等、新たな血液事業の展開を見据えた各種検
討を進める。
引き続き、事業改善の取り組みを進める。
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