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参考資料6 がん検診のあり方に関する検討会からの提言の参考資料集 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28073.html
出典情報 がん対策推進協議会(第82回 9/20)《厚生労働省》
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がん対策としての国際的ながん検診のモデル

Organized Screening

がん検診のあり方に関する検討会

大内憲明座長提出資料

2003年に欧州連合The Council of the European UnionはWilson&Jungnerによる原則などを踏
まえて、がん対策としての適切ながん検診実施方法に関する勧告を行った。
検診をプログラムとして行い(検査項目、検診間隔、対象者の定義等を文書化し公開すること)、
かつpopulation-based(対策型)screening方式(適格な対象集団を特定し、対象者を個別に勧
奨する方式)で実施することとされた。この手法はOrganized(組織型)screeningとしてEUや
WHOから推奨されている。
Organized screeningでは、上記の定義のほかにも、高度なプログラム管理が要件として含ま
れ、実施チームが国あるいは地域レベルで設置され、プログラムの管理・評価を行う。
マネジメントに必要な精度管理のガイドラインや仕組みも策定される。
科学的根拠のある検診が、品質保証体制のもと高い質で提供されるため、高い受診率や精検受診率
が期待される。
検診の全行程が組織化されることにより、検診の利益の最大化、不利益の最小化が期待できる。
今後、日本においてもPopulation-based screeningをOrganized screeningの水準に引き上げる
ことが求められる。
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