第２回小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ

（令和４年６月27日）資料１より抜粋

長期フォローアップについて
論点
• 小児がんの長期フォローアップについて、下記のような多様な内容が考えられるが、そ
れぞれの項目によって主に対応する医療機関を検討すべきとの意見がある。
①がん自体の再発
②がん治療による身体的機能低下
③アピアランスケアといった社会的支援
• 小児がんのサバイバーが長期フォローアップを目的として成人診療科を受診しても、
フォロー終了とされ期待したケアを受けられない事態があるなど、患者側の視点からも
受診すべき医療機関が明確でないとの指摘がある。
• 長期にわたる診療記録を残すことが小児がん診療においては必要であり、その登録を
拠点病院に課してはどうかとの意見がある。
• 患者自身が病状を把握できるよう教育・啓発を行うことも重要との意見がある。
• 成人拠点でも長期フォローアップについて、その重要性を認識してもらう必要がある。

小児がん拠点病院、小児がん連携病院、地域の医療機関、成人の拠点病院等を含む
成人の病院に期待する役割等について、適切な体制整備や、長期フォローアップのガイ
ドライン作成については引き続き研究を推進する。

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