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参考資料8-2 母子健康手帳の見直し方針について(母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会中間報告書) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28090.html
出典情報 成育医療等協議会(第9回 9/21)《厚生労働省》
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ている。また、乳幼児健康診査においては、母子健康手帳の内容を参考とし、
それまでの発達状況等を保護者の記録も含めて確認するとともに、実施した
健康診査の結果について同手帳に記入することとされている。
検討会では、母親とこどもの健康管理の観点から、産婦健診のタイミング
である生後2週間と予防接種開始のタイミングである生後2か月についても
保護者が記録できる欄を設けてはどうかという意見や、成長発達の目安の記
載項目について、新たなエビデンスに基づき追加・削除すべきではないかと
いう意見があった。
検討会としては、生後2か月までの期間については、産婦健診や乳児家庭
全戸訪問、予防接種時などの様々な場面で母子健康手帳の活用が想定される
ことから、生後2週間及び生後2か月の記載欄を追加することが適当と考え
る。
また、乳幼児健康診査においては健康診査問診票等が別途活用されている
点を踏まえつつ、母子健康手帳に追加する成長発達の目安の記載項目につい
ては、以下の考え方で整理することが適当と考える。
① 保護者自身が適切に記載できるか。
② 記載により、保護者の気づきやこどもの成長発達に関する理解に資するか、
不安につながらないか。
③ こどもが将来目にする可能性も考慮しつつ、こどもの成長発達の記録(PHR)
の観点から適切か。
④ 個人情報保護の観点を踏まえつつ、母子健康手帳と問診票・カルテ等のい
ずれに記載することが適当か。
⑤ 記載内容に基づき、関係者による適切な支援・指導につなげられるか。
なお、乳幼児健康診査の測定項目として母子健康手帳に掲載されている頭
囲(3歳児健康診査)、胸囲(3~4か月・1歳6か月児健康診査)について
は、測定の根拠に乏しいことから、削除することが適当と考える。また、3歳
児健康診査における視覚検査において、屈折検査の導入が進んできているこ
とから、屈折検査の実施について記録できる欄を設けることが適当と考える。


学童期以降の健康状態の記録について
母子保健法第 16 条において、母子健康手帳には、妊産婦、乳児及び幼児の
健康診査及び保健指導に関する記載を行うことが規定されており、これは、
母子保健法上の母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進を図る趣旨か
ら定められている。検討会では、妊娠期から思春期までの切れ目ない支援と
いう成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療等
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