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資料1-2 特定健診・特定保健指導の効率的・効果的な実施方法等について(議論のまとめ) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28516.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会(第3回 10/12)《厚生労働省》
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1 特定保健指導の実施方法の見直しについて
(1)アウトカム評価の導入
○ 「標準的な健診・保健指導プログラム」において、生活習慣病予防に対する保
健指導の第一の目的は生活習慣病に移行しないこととされ、そのための保健指導
は、
・ 対象者自身が健診結果を理解して体の変化に気付き、
・ 自らの生活習慣を振り返り、生活習慣を改善するための行動目標を設定・実
践でき、
・ そのことにより対象者が自分の健康に関するセルフケア(自己管理)ができ
るようになること
を目的とするとされている。
○ こうした保健指導のあるべき姿に立ち返れば、特定保健指導の評価に当たって
は、対象者の状態の改善や行動変容を評価することが望ましい。このため、特定
保健指導の成果を重視し、アウトカム評価(成果が出たことへの評価)を基本と
する評価方法を導入するべきである。その際、アウトカム評価を原則としつつ
も、プロセス評価(保健指導実施の介入量の評価)も併用して評価するべきであ
り、具体的には以下のような体系とすべきである。
・ 特定保健指導の実績評価におけるアウトカム評価については、モデル実施の
結果(腹囲2cm・体重2kg 減を達成した者には翌年の健診結果でも改善傾向
が認められたこと等)を踏まえ、主要達成目標を腹囲2cm・体重2kg 減
(※)とする。また、対象者自身の生活習慣を改善するための行動変容が特
定保健指導の目的であることを踏まえ、生活習慣病予防につながる行動変容
(食習慣の改善、運動習慣の改善、喫煙習慣の改善、休養習慣の改善、その
他の生活習慣の改善)や腹囲2cm・体重2kg 減の過程である腹囲1cm・体重
1kg 減を目標として設定する。アウトカム評価の評価時期は、初回面接から
3ヶ月以上経過後の実績評価時とする。行動変容については、生活習慣の改
善が2ヶ月以上継続した場合に評価することとし、具体的には、
「標準的な健
診・保健指導プログラム」において評価者の判断を支援するため具体例を提
示するとともに、「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引
き」において運用の詳細を提示する。
※ 腹囲2cm かつ体重2kg 減少、又は当該年の健診時の体重の値に 0.024 を乗じた体
重(kg)以上かつ同体重(kg)と同じ値の腹囲(cm)以上減少

・ プロセス評価は、介入方法により個別(ICT 含む)
、グループ(ICT 含む)、電
話、電子メール・チャット等の評価を行う。これらの介入については、時間
に比例したポイント設定を見直し、介入1回ごとの評価とするとともに、1
回の標準的な介入内容を「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向け
た手引き」で示し、介入の最低時間は引き続き設定する。これに併せ、現行
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