COVID-19，インフルエンザ同時流行となった場合の外来診療フローチャート （日本感染症学会）

2022/10/18

2022/10/18
資料４－１

・ 以下の外来診療フローチャートはCOVID-19，インフルエンザ同時流行の際の緊急避難的な措置である．
・ 基本的には対面診療が原則である．
・ COVID-19，インフルエンザに対する速やかなワクチン接種を推奨する。
COVID-19（コロナ）・インフルエンザ（インフル）の鑑別が必要な患者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以下の情報を参考に判断：
地域の流行状況

（発熱，咽頭痛，咳嗽，倦怠感，頭痛など）

コロナ・インフル患者との接触歴
急激な発熱・筋肉痛があればインフルを疑う

コロナ・インフル重症化リスク（ー）

コロナ・インフル重症化リスク（＋）
高齢・基礎疾患あり・妊婦・小児（小学生以下）＊
患者本人が対応

市販キットでコロナ自己検査

医療機関受診
検 査 （コンボキット＊＊±遺伝子検査）

コロナ陽性

インフル陽性

両方陽性

両方陰性

コロナ治療

インフル治療

再検査
＋
治療

通常診療

＊

コロナ陰性

コロナ陽性
健康フォローアップセンター連絡

インフル，その他の疾患を考慮

自宅療養開始
＊＊＊

重症化兆候，不安などで診療希望

インフル罹患の蓋然性が高いと考えられる場合、

電話・オンライン診療であっても、インフルの検査をせず

小児に関しては、日本小児科学会「2022/23 シーズンの

に、医師の臨床診断により抗インフル薬等を処方するこ

インフルエンザ 治療・予防指針」を参考に受診を判断

とが可能である。抗インフル薬は発症後48時間以内の

＊＊

コンボキット： コロナ・インフル同時簡易抗原検査

対面受診希望なし

電話・オンライン診療 ＊＊＊

対面受診希望

医療機関受診

投与が望ましい。