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総-4-1○最適使用推進ガイドラインについて (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00168.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第531回 11/9)《厚生労働省》
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2.

本剤の特徴、作用機序
テゼスパイア皮下注 210 mg シリンジ(一般名:テゼペルマブ(遺伝子組換え)
、以下「本剤」
)は、

Amgen Inc.が創製した、胸腺間質性リンパ球新生因子(以下、
「TSLP」
)に結合するヒト IgG2λ モノク
ローナル抗体であり、TSLP と TSLP 受容体との相互作用を阻害することにより TSLP のシグナル伝達
を阻害する。
TSLP は気管支喘息における炎症カスケードの上流に位置する上皮細胞由来サイトカインの一種で
あり、アレルギー性及び非アレルギー性の刺激により産生誘導され、樹状細胞並びに他の自然免疫細
胞及び獲得免疫細胞を介して気道バリア表面における免疫反応を促進し、下流の炎症プロセスを亢進
させることで、気道過敏性を誘導すると考えられており、気管支喘息における気道炎症の開始及び持
続において中心的な役割を果たすとされている。本剤は TSLP と結合することで TSLP と TSLP 受容体
との相互作用を阻害し、炎症に関するバイオマーカー及びサイトカインの濃度を低下させることによ
り、気管支喘息に対して治療効果を示すことが期待される。

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