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09【参考資料1-4】組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチンについて(第19回ワクチン評価に関する小委員会資料1-1) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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第18回ワクチン評価に関する小委員会での議論 ①
定期接種化の是非について検討を要する論点
定期接種化の是非について検討を要する論点と議論の結果
接種の目的

子宮頸がん及びその前がん病変の罹患率の減少、子宮頸がんの死
亡率の減少が接種の目的となる。

疾病負荷の大きさ
(疾病の蔓延状況、重症度)

日本の女性の罹患率は20歳代で最多、30歳代で2番目に多い。年
齢調整罹患率・死亡率は、諸外国が減少している中、日本は高い
水準にある。

国民の免疫の保有状況

免疫誘導による抗体価の自然上昇は期待できず、HPV感染者の血
清中の抗HPV抗体価は一般的に低い。年齢別においてワクチン接
種緊急促進事業の調査対象年齢以外の抗体保有率は低い。

ワクチンの有効性

9価HPVワクチンは4価と比較して4価に含まれる遺伝子型に対
する免疫原性は非劣性で、4価でカバーできないハイリスクの遺
伝子型に対しても有効であった。

ワクチンの安全性

9価HPVワクチンの安全性は一定程度明らかになっている。4価と
比較し接種部位の症状の発現は多いが、全身症状は同程度である。

費用対効果

9価HPVワクチンは、4価と比較して費用対効果に優れている。

第18回ワクチン評価に関する小委員会

ファクトシートに基づいて議論が行われ、各論点について、上記のように整理され、
定期接種化を念頭に、残りの論点について引き続き検討していくこととなった。

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