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資料4-5 アモキサピン製剤におけるニトロソアミン類の検出への対応について (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29460.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第3回 12/1)《厚生労働省》 |
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2.N-ニトロソアモキサピンは、がん原性試験等のデータがなく、動物におけ
る発がん性の有無は不明ですが、N-ニトロソアモキサピンが発がん性を有
すると仮定した場合の発がんリスクの程度について、 N-ニトロソアモキサ
ピンと構造が一定程度類似し、かつ発がんリスクに関するデータのあるニト
ロソアミン類を参考に検討した結果、同製剤75mg及び300mgを一生涯70年間毎
日服用したときの理論上の発がんリスクは、75mg投与ではおよそ20万人に1
人が、300mg投与ではおよそ5万人に1人が生涯(70年間)でその曝露により
過剰にがんを発症する程度のリスクに相当すると評価されています※1。
なお、医薬品規制調和国際会議「潜在的発がんリスクを低減するための医
薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドライン」(IC
H-M7ガイドライン)においては「おおよそ10万人に1人の増加」のリスク
は許容可能とされています。
※1:発がんリスクの評価は、以下の前提で行っています。
・ 1日使用量については、アモキサピン製剤の添付文書における用法及び用量が「アモ
キサピンとして、1 日 25~75mg を 1~数回に分割経口投与する。効果不十分と判断さ
れる場合には 1 日量 150mg、症状が特に重篤な場合には 1 日 300mg まで増量することも
ある。」であることを踏まえ、75mg 及び 300mg を設定
・ 製剤中のN-ニトロソアモキサピンの含量については、アモキサピン製剤は長期間の
服用が想定され、単一の製剤ロットの使用は想定されないことから、製剤ロット間の含
量のばらつきはあるものの、製剤ロットの分析結果(10 ロット)の平均値(1.01ppm)
を含量として設定
・ N-ニトロソアモキサピンの1日許容摂取量は、N-ニトロソアモキサピンと同じN
-ニトロソピペラジン構造を有し、がん原性試験の結果が公表されている化合物のう
ち 、 TD50 値 が 最 も 低 く か つ 信 頼 性 の 高 い と 考 え ら れ た 1,2,6-trimethyl-4nitrosopiperazineのTD50値(0.153mg/kg/day)を基に算出
参考資料:
○令和4年度第 17 回医薬品等安全対策部会安全対策調査会
-3
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001004591.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001004592.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001004627.pdf
資料1-1~1
る発がん性の有無は不明ですが、N-ニトロソアモキサピンが発がん性を有
すると仮定した場合の発がんリスクの程度について、 N-ニトロソアモキサ
ピンと構造が一定程度類似し、かつ発がんリスクに関するデータのあるニト
ロソアミン類を参考に検討した結果、同製剤75mg及び300mgを一生涯70年間毎
日服用したときの理論上の発がんリスクは、75mg投与ではおよそ20万人に1
人が、300mg投与ではおよそ5万人に1人が生涯(70年間)でその曝露により
過剰にがんを発症する程度のリスクに相当すると評価されています※1。
なお、医薬品規制調和国際会議「潜在的発がんリスクを低減するための医
薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドライン」(IC
H-M7ガイドライン)においては「おおよそ10万人に1人の増加」のリスク
は許容可能とされています。
※1:発がんリスクの評価は、以下の前提で行っています。
・ 1日使用量については、アモキサピン製剤の添付文書における用法及び用量が「アモ
キサピンとして、1 日 25~75mg を 1~数回に分割経口投与する。効果不十分と判断さ
れる場合には 1 日量 150mg、症状が特に重篤な場合には 1 日 300mg まで増量することも
ある。」であることを踏まえ、75mg 及び 300mg を設定
・ 製剤中のN-ニトロソアモキサピンの含量については、アモキサピン製剤は長期間の
服用が想定され、単一の製剤ロットの使用は想定されないことから、製剤ロット間の含
量のばらつきはあるものの、製剤ロットの分析結果(10 ロット)の平均値(1.01ppm)
を含量として設定
・ N-ニトロソアモキサピンの1日許容摂取量は、N-ニトロソアモキサピンと同じN
-ニトロソピペラジン構造を有し、がん原性試験の結果が公表されている化合物のう
ち 、 TD50 値 が 最 も 低 く か つ 信 頼 性 の 高 い と 考 え ら れ た 1,2,6-trimethyl-4nitrosopiperazineのTD50値(0.153mg/kg/day)を基に算出
参考資料:
○令和4年度第 17 回医薬品等安全対策部会安全対策調査会
-3
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001004591.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001004592.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001004627.pdf
資料1-1~1