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資料3-3―③ 西浦先生提出資料 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第110回 12/14)《厚生労働省》
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2022年1-7月の死亡数が前年同時期と比べて5%以上の増加であり、かつ、絶
対的な死亡者数増が10000人以上である死因に絞ると、
①09000循環器系の疾患(6.23%増、13015人)
②18000症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの
(14.96%増、15043人)
の2つのみが該当し、明確な超過死亡を認める。
【極端な仮定1】
60歳以上では循環器の疾患で13015人、老衰を含む異常所見・その他で15043人
の超過死亡を(前年度比で)認めた。極端な計算として、(実際にはこの通り
でないが)それら超過死亡全てが未観察なCOVID-19による死亡だとすると、観
察・未観察の両方を含む死亡者数は41707人であり、60歳以上の致死率は3.14%
【極端な仮定2】
循環器疾患や老衰において5.17%が関連死であり、残りの超過リスクだけが
COVID-19に直接的に起因するとすれば、60歳以上の循環器疾患による死亡のう
ち2214人がCOVID-19由来で、10801人は関連死と考えられ、また、老衰を含む異
常所見・その他による死亡のうち9844人がCOVID-19由来で、5199人が関連死で
あると考えられる。そのとき、観察・未観察の両方を含むCOVID-19の直接的な
死亡者数は25708人であり、60歳以上の致死率は1.94%となる。
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