令和５年度文教・科学技術予算のポイント（概要）
科学技術予算（科学技術・学術政策局、研究振興局、研究開発局）

[9,780億円]（＋5億円）

研究力向上に向けた人材育成・研究費支援
我が国の研究力向上に向けて、若手研究者支援や基礎研究の強化を戦略的に実施するとともに、研究者
の国際性を積極的に評価し、国際発信をルール化するなど、研究活動の国際化を促す政策誘導を強化。
○ 博士後期課程学生の処遇向上と研究環境確保［36億円］（＋2億円）
― 博士課程学生への経済的支援や大学の博士人材キャリアパス整備を支援（令和４年度比＋約1,000人）
○ 科学研究費助成事業（科研費） ［2,377億円］（同額）
量子・ＡＩ・次世代半導体など重要分野の研究の戦略的推進
量子・ＡＩ等の重要技術に関する国立研究開発法人の研究機能強化等、重点分野の研究を戦略的に推進。
○ 量子コンピュータ・スーパーコンピュータの組み合わせによる研究DX基盤の高度化（TRIP)［23億円］（新規）
○ AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業［10億円］（＋1億円）
○ 次世代X-nics半導体創生拠点形成事業 ［9億円］（同額）
大型プロジェクトの推進
宇宙基本計画等を踏まえた基幹ロケットの開発や国際宇宙探査「アルテミス計画」等を推進するとともに、
イノベーションを創出し、研究開発の国際競争力を強化するため、先端的な大型研究施設・設備を整備。
○ 宇宙・航空分野の研究開発の推進［1,560億円］（＋2億円）
― H３ロケットの開発・高度化等
― アルテミス計画に向けた研究開発や宇宙科学・探査衛星の開発等
〇 官民地域パートナーシップによる次世代放射光施設（ＮａｎｏＴｅｒａｓｕ）の推進[30億円]（＋8億円）
〇 ポスト「富岳」の次世代計算基盤に向けた先行調査研究[10億円] （＋6億円）
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