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参考資料9 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)の改訂 案について(概要) (5 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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第4回薬学系人材養成の在り方に関する検討会
(令和4年11月25日)資料2を基に作成

薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)(案)の概要
〇 各⼤学が策定する「カリキュラム」のうち、全⼤学で共通して取り組むべき「コア」の部分
〇 学修時間数の7割程度を⽬安(残り3割程度は、3つのポリシー等に基づき各⼤学が⾃主的・⾃律的に編成)
〇 令和4年度は、医療⼈として共通の価値観を共有すべく、医学・⻭学・薬学で同時に改訂
キャッチフレーズ 医学・⻭学・薬学 共通

「未来の社会や地域を⾒据え、多様な場や⼈をつなぎ活躍できる医療⼈の養成」

⼈⼝構造の変化、多疾患併存、多死社会、健康格差、増⼤する医療費、感染症の危機等様々な問題に直⾯し、これらの社会構造の変化は、年を経るにつ
れ更なる激化が⾒込まれている。このように社会に多⼤な影響を与える出来事を的確に⾒据え、多様な時代の変化や予測困難な出来事に柔軟に対応し、⽣涯
にわたって活躍し、社会のニーズに応える医療⼈の養成が必須である。
そのためには、医療者としての根幹となる資質・能⼒を培い、多職種で複合的な協⼒を⾏い、多様かつ発展する社会の変化の中で活躍することが求められる。ま
た、患者や家族の価値観に配慮する観点や利他的な態度が重要である。更には、ビッグデータや⼈⼯知能(AI)を含めた医療分野で扱う情報は質も量も拡⼤・
拡張しており、これらを適切に活⽤した社会への貢献も求められる。

薬学教育モデル・コア・カリキュラム 改訂の基本⽅針

1.⼤きく変貌する社会で活躍できる薬剤師を想定した教育内容
2.⽣涯にわたって⽬標とする「薬剤師として求められる基本的な資質・能⼒」を提⽰した新たなモデル・コア・カリキュラムの展開
3.各⼤学の責任あるカリキュラム運⽤のための⾃由度の向上
4.臨床薬学という教育体制の構築
5.課題の発⾒と解決を科学的に探究する⼈材育成の視点
6.医学・⻭学教育のモデル・コア・カリキュラムとの⼀部共通化

薬剤師に求められる基本的資質・能⼒

「医師/⻭科医師/薬剤師に求められる基本的な資質・能⼒」を原則共通化
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プロフェッショナリズム
総合的に患者・⽣活者をみる姿勢*
⽣涯にわたって共に学ぶ姿勢
科学的探究
専⾨知識に基づいた問題解決能⼒

6. 情報・科学技術を活かす能⼒*
7. 薬物治療の実践的能⼒**
8. コミュニケーション能⼒
9. 多職種連携能⼒
10. 社会における医療の役割の理解
* ⻘⽂字は新設

** 医学/⻭学は「7.患者ケアのための診療技能」

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