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参考資料9 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)の改訂 案について(概要) (6 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案の概要

第4回薬学系人材養成の在り方に関する検討会
(令和4年11月25日)資料1

平成25年度改訂版との⽐較

薬学教育モデル・コアカリキュラム
(平成25年度改訂版)

○薬剤師として求められる基本的な10の資質
・卒業時に必要とされる資質を記載

(⼀部新設)
○病院・薬局における実務実習で修得する⽬標と⼤学
で実務実習前後に修得する⽬標を区別
○近年の薬剤師の役割と業務の変化に⼗分に対応で
きていない
(例)
・感染症とその治療薬、微⽣物学が中⼼
・解剖・⽣理学に係る記載が少ない
・情報・科学技術の活⽤に係る記載が少ない
・課題の発⾒と解決を科学的に探求する⼈材育成
が⼗分でない
○学修成果基盤型教育に係る記載が不⼗分
・「基本的な資質」を⾝に付けるための⼀般⽬標
(GIO)を設定し、GIO を達成するための詳細な到達
⽬標SBOs(1073項⽬)を記載
・SBOsが細部にわたって記載されており、⼤学独⾃の内
容をカリキュラムに取り⼊れる余裕がない

薬学教育モデル・コア・カリキュラム
(案)(令和4年度改訂版)
○薬剤師として求められる基本的な10の資質・能⼒の改訂
・⽣涯にわたって研鑽していくことが求められる資質・能⼒
⇒2つ資質・能⼒を追加し、従来の「薬剤師としての⼼構え」と「患者・
⽣活者本位の視点」を「プロフェッショナリズム」として発展
<新たに追加した資質・能⼒>
・ 総合的に患者・⽣活者をみる姿勢
・ 情報・科学技術を活かす能⼒

○⼤きく変貌する社会で活躍できる薬剤師を想定した教育
・超⾼齢社会、情報科学技術の進展等に対応するとともに、⼤学と
医療現場がより⼀層連携して教育を⾏うため、以下の観点から学
修⽬標を整理
・ 薬物治療を個別最適化する能⼒の向上(社会的背景等を把握し、全⼈的に捉える)
・ 多職種連携能⼒の向上
・ 医療マネジメント(医療安全等)への貢献
・ 地域医療・疾病予防への貢献
・ 感染症の予防・まん延防⽌に係る内容の充実
・ 保健統計・疫学的解析の充実
・ 解剖・⽣理学に係る記述の明確化
・ 情報・科学技術を活⽤する能⼒(情報等に関する倫理とルール、医療等への活⽤)
・ 研究活動の実践による課題発⾒・解決能⼒の向上
○学修成果基盤型教育の更なる展開
・ 具体的事実を覚えるだけでなく、新たに直⾯する課題や問題の解
決に⽣かす学⼒を⾝に付ける観点から学修⽬標(約350項⽬)
を整理
・ 「学修⽬標」に到達するために必要と考えられる知識や⾏為等につい
て参考となる事項を「学修事項」として列記

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