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資料4 世界標準の経済財政運営「財政政策による成長戦略」(永濱利廣氏提出資料) (2 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0116/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和5年第1回 1/16)《内閣府》
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1.新しい経済政策の考え方
~イエレン氏の高圧経済(2016年)→MSSE(2022年)~


従来の成長理論
長期的な経済成長を決めるのはサプライサイドであり、総需要は短期的な
変動要因→金融・財政政策は短期の需要刺激策であり、長期の経済政策
は供給側の成長戦略。


従来理論の問題点
バブル崩壊後の経済が長期停滞→需要急減に伴い労働力や設備・R&D
投資、起業等が減少した結果、供給力が棄損し、長期にわたって成長力低
下(履歴効果)。


新しい考え方(財政政策による成長戦略)
金融・財政政策等の需要刺激策は、短期のみならず長期の成長戦略とし
ても重要。→人的資本の蓄積やインフラ整備、R&D強化、温暖化防止面等
での財政需要と労働市場の需給ひっ迫や流動化により長期の成長力を確
保→企業収益増が経済の生産力を引き上げ、タイトな労働市場が労働力を
より生産的な仕事へ転換→需要の拡大がR&Dや起業を促進。
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