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資料5 物価・賃金の現状と先行き(渡辺努氏提出資料) (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0116/agenda.html |
出典情報 | 経済財政諮問会議(令和5年第1回 1/16)《内閣府》 |
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価格・賃金・金利の「凍結」がもたらす弊害
❶ ステルス値上げ
– 90年代後半以降、商品の価格は凍りついたように動かず。
➡ 企業は「価格」の代わりに「品質(商品の容量・重量)」を操作(品質悪化=ステルス値
上げ)。
➡ 企業のイノベーション(新商品開発など)を阻害。資源配分が悪化。
❷ ステルス賃上げ
– 90年代後半以降、賃金は凍りついたように動かず。
➡ 労働者は「賃金」の代わりに「品質(労働の密度・時間)」を操作(労働の密度・時間が
低下=ステルス賃上げ)。
➡ 労働者のスキル向上や労働生産性の上昇を阻害。
❸ ステルス利下げ
– 日銀の緩和政策により短期金利・長期金利はゼロに張り付いたまま。
➡ 資金貸借の対象となるプロジェクトの「価格」(=金利)はゼロで据え置かれる中、プ
ロジェクトの「品質」の悪化が進む。
➡ 財政規律の後退。民間の貸借でも、借り手の質が悪化し、新陳代謝が進まず。
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❶ ステルス値上げ
– 90年代後半以降、商品の価格は凍りついたように動かず。
➡ 企業は「価格」の代わりに「品質(商品の容量・重量)」を操作(品質悪化=ステルス値
上げ)。
➡ 企業のイノベーション(新商品開発など)を阻害。資源配分が悪化。
❷ ステルス賃上げ
– 90年代後半以降、賃金は凍りついたように動かず。
➡ 労働者は「賃金」の代わりに「品質(労働の密度・時間)」を操作(労働の密度・時間が
低下=ステルス賃上げ)。
➡ 労働者のスキル向上や労働生産性の上昇を阻害。
❸ ステルス利下げ
– 日銀の緩和政策により短期金利・長期金利はゼロに張り付いたまま。
➡ 資金貸借の対象となるプロジェクトの「価格」(=金利)はゼロで据え置かれる中、プ
ロジェクトの「品質」の悪化が進む。
➡ 財政規律の後退。民間の貸借でも、借り手の質が悪化し、新陳代謝が進まず。
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