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薬-1○高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00060.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第198回 1/25)《厚生労働省》
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薬価収載時の薬価算定における課題
現在の取扱い

• 新規収載時の薬価算定については、類似薬効比較方式を原則とし、比較薬が存在しない場合には原価計算方式によ
ることとしている。
• 類似薬効比較方式においては、効能・効果、薬理作用、組成・化学構造式、投与形態・用法等からみて、最も類似
性が高い薬剤を比較薬とし、その1日薬価(又は1治療薬価)に合わせることを基本としている。

課 題

• ゾコーバ錠(本剤)には類似薬効比較方式による比較薬の候補が存在し、対象疾患や薬理作用の類似性からは新型
コロナウイルス感染症に用いる抗ウイルス薬が想定されるが、本剤は重症化リスク因子のない軽症~中等症患者が

投与対象となる点で既存薬とは異なり、対象患者数が大きく異なる可能性がある。また、同時に呼吸器感染症に対
して重症化リスクに関わらず投与される抗ウイルス薬としてインフルエンザに用いる薬剤が想定されるが、(新型
コロナウイルス感染症の抗ウイルス薬と比較すると)1治療薬価が大きく異なる。
• また、本剤の対象患者はこれまでの抗ウイルス薬より広がることが想定されるため、患者数の推計が重要となるが、

対象疾患である新型コロナウイルス感染症は、今後の感染動向を推測すること自体が難しいことに加え、短期間に
感染者の急激な増減が生じるため、感染者数を踏まえた投与患者の推計や市場規模予測が非常に困難である。

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