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感染症週報 2023年第2週(1月9日-1月15日) (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html |
出典情報 | 感染症週報 2023年第2週(1月9日-1月15日)(1/27)《国立感染症研究所》 |
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Infectious Diseases Weekly Report Japan
2023年 第2週
(1月9日〜 1月15日)
:通巻第25巻 第2号
◆薬剤耐性菌感染症について
(2022年12月、22ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症〕 は、2次医療圏毎に1カ所以上定められ
た、病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2022年12月分
の報告を行った基幹定点医療機関数は477であった。
総数
800
男性
女性
600
400
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
200
年齢階級(歳)
50
図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数
40
報告数
MDRP:定点当たり報告数0.01
定点当たり報告数は、2015年以降、以前の
夏から秋にかけて多い傾向は認められていな
い。過去10年間の同月との比較では最も少な
かった。高齢者からの報告が多く、65歳以上が
全体の83%を占めていた(図3)。
図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000
男性
女性
30
20
10
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
PRSP:定点当たり報告数0.17
定点当たり報告数は、2012年以降、以前の
冬から初夏に多い傾向は認められていない。過
去10年間の同月との比較では2020年、2021年
に次ぎ3番目に少なかった。小児と高齢者から
の報告が多く、5歳未満が全体の32%、65歳以
上が全体の48%を占めていた(図2)。
薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2022年12月)
報告数
MRSA:定点当たり報告数2.54
定点当たり報告数は、例年年間を通じてほぼ
一定である。過去10年間の同月との比較では
2021年に次ぎ、2020年とともに2番目に少な
かった。高齢者からの報告が多く、65歳以上が
全体の77%を占めていた(図1)。
年齢階級(歳)
図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
8
総数
男性
6
報告数
女性
4
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
2
年齢階級(歳)
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
薬剤耐性菌感染症について
(12月)
10
2023年 第2週
(1月9日〜 1月15日)
:通巻第25巻 第2号
◆薬剤耐性菌感染症について
(2022年12月、22ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症〕 は、2次医療圏毎に1カ所以上定められ
た、病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2022年12月分
の報告を行った基幹定点医療機関数は477であった。
総数
800
男性
女性
600
400
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
200
年齢階級(歳)
50
図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数
40
報告数
MDRP:定点当たり報告数0.01
定点当たり報告数は、2015年以降、以前の
夏から秋にかけて多い傾向は認められていな
い。過去10年間の同月との比較では最も少な
かった。高齢者からの報告が多く、65歳以上が
全体の83%を占めていた(図3)。
図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000
男性
女性
30
20
10
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
PRSP:定点当たり報告数0.17
定点当たり報告数は、2012年以降、以前の
冬から初夏に多い傾向は認められていない。過
去10年間の同月との比較では2020年、2021年
に次ぎ3番目に少なかった。小児と高齢者から
の報告が多く、5歳未満が全体の32%、65歳以
上が全体の48%を占めていた(図2)。
薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2022年12月)
報告数
MRSA:定点当たり報告数2.54
定点当たり報告数は、例年年間を通じてほぼ
一定である。過去10年間の同月との比較では
2021年に次ぎ、2020年とともに2番目に少な
かった。高齢者からの報告が多く、65歳以上が
全体の77%を占めていた(図1)。
年齢階級(歳)
図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
8
総数
男性
6
報告数
女性
4
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
2
年齢階級(歳)
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
薬剤耐性菌感染症について
(12月)
10