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感染症週報 2023年第2週(1月9日-1月15日) (7 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html
出典情報 感染症週報 2023年第2週(1月9日-1月15日)(1/27)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2023年 第2週
(1月9日〜 1月15日)
:通巻第25巻 第2号

〈12月コメント〉
(1月13日集計分)
◆性感染症について (2022年10〜12月、18〜21ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、
淋菌感染症)は性感染症定点医療機関
(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2022年12月分
の報告を行った性感染症定点医療機関数は982(産婦人科・産科・婦人科:485、泌尿器科:
405、皮膚科:82、性病科:10)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期における各性
感染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、5〜
69歳は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症の男
女別定点当たり報告数の推移(図3)、および定点当たり報告数の推移(18〜21ページ「グラフ
総覧」)を示す。
性器クラミジア感染症
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性
では大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年齢群のピークは男女ともに20〜
24歳であった。また、男性では0歳、女性では5〜9歳、10〜14歳の報告を認めた。15〜29歳の
若年者の動向はここ数年、男性は増加で女性は微増である。
性器ヘルペスウイルス感染症
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男性では減少し、
女性では大きな変化は認められなかった。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比
較すると、男性でやや少なく、女性でかなり少なかった。年齢群のピークは男性では25〜29歳、
女性では30〜34歳であった。15〜29歳の若年者の動向はここ数年、男性は横ばいで女性は微
減である。
尖圭コンジローマ
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男性では増加し、
女性では減少した。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性でやや
多く、女性でやや少なかった。年齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳であっ
た。15〜29歳の若年者の動向はここ数年、男性は微増で女性は横ばいである。
淋菌感染症
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男性では減少し、
女性では増加した。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性で
は大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年齢群のピークは男女ともに
20〜24歳であった。15〜29歳の若年者の動向はここ数年、男性は微増で女性は横ばいであ
る。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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