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高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について 薬-1 (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00061.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第199回 2/1)《厚生労働省》 |
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中医協 薬-1
5.1.25
ゾコーバ錠の位置づけについて
COVID-19に対する薬物治療の考え方 第15版(令和4年11月22日 日本感染症学会)
3. 抗ウイルス薬等の対象と開始のタイミング(抜粋)
一般に、重症化リスク因子のない軽症例の多くは自然に改善することを念頭に、対症療法で経過を見ることができることから、エ
ンシトレルビル等、重症化リスク因子のない軽症~中等症の患者に投与可能な症状を軽減する効果のある抗ウイルス薬については、
症状を考慮した上で投与を判断すべきである。また、重症化リスク因子のある軽症~中等症の患者に投与する抗ウイルス薬は、重症
化予防に効果が確認されているレムデシビル、モルヌピラビル、ニルマトレルビル/リトナビルによる治療を検討すべきである。
4. 抗ウイルス薬等の選択
<エンシトレルビル フマル酸(商品名:ゾコーバ錠)>
投与時の注意点(抜粋)
1) 本剤は、COVID-19 の5つの症状(鼻水または鼻づまり、喉の痛み、咳の呼吸器症状、熱っぽさまたは発熱、倦怠感(疲労感))へ
の効果が検討された臨床試験における成績等を踏まえ、高熱・強い咳症状・強い咽頭痛などの臨床症状がある者に処方を検討するこ
と。また、本剤の処方の対象者に関しては、今後の臨床試験等の結果も踏まえた検討が必要となる。
2) 重症度の高い COVID-19 患者に対する有効性は確立していない。なお、重症度が高いとは、概ね中等症Ⅱ以上が該当すると考えら
れる。
3) 「3. 抗ウイルス薬等の対象と開始のタイミング」の項(p.2)にも記載している通り、一般に、重症化リスク因子のない軽症例では
薬物治療は慎重に判断すべきということに留意して使用すること。
4) 本剤においては、重症化リスク因子のある軽症例に対して、重症化抑制効果を裏付けるデータは得られていない。
薬事承認された効能・効果は既存の抗ウイルス薬と同様に
「SARS-CoV-2による感染症」であるが、本剤は重症化抑制効果が確認されておらず、
既存の抗ウイルス薬とは、投与対象患者や投与目的が異なる。
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ゾコーバ錠の位置づけについて
COVID-19に対する薬物治療の考え方 第15版(令和4年11月22日 日本感染症学会)
3. 抗ウイルス薬等の対象と開始のタイミング(抜粋)
一般に、重症化リスク因子のない軽症例の多くは自然に改善することを念頭に、対症療法で経過を見ることができることから、エ
ンシトレルビル等、重症化リスク因子のない軽症~中等症の患者に投与可能な症状を軽減する効果のある抗ウイルス薬については、
症状を考慮した上で投与を判断すべきである。また、重症化リスク因子のある軽症~中等症の患者に投与する抗ウイルス薬は、重症
化予防に効果が確認されているレムデシビル、モルヌピラビル、ニルマトレルビル/リトナビルによる治療を検討すべきである。
4. 抗ウイルス薬等の選択
<エンシトレルビル フマル酸(商品名:ゾコーバ錠)>
投与時の注意点(抜粋)
1) 本剤は、COVID-19 の5つの症状(鼻水または鼻づまり、喉の痛み、咳の呼吸器症状、熱っぽさまたは発熱、倦怠感(疲労感))へ
の効果が検討された臨床試験における成績等を踏まえ、高熱・強い咳症状・強い咽頭痛などの臨床症状がある者に処方を検討するこ
と。また、本剤の処方の対象者に関しては、今後の臨床試験等の結果も踏まえた検討が必要となる。
2) 重症度の高い COVID-19 患者に対する有効性は確立していない。なお、重症度が高いとは、概ね中等症Ⅱ以上が該当すると考えら
れる。
3) 「3. 抗ウイルス薬等の対象と開始のタイミング」の項(p.2)にも記載している通り、一般に、重症化リスク因子のない軽症例では
薬物治療は慎重に判断すべきということに留意して使用すること。
4) 本剤においては、重症化リスク因子のある軽症例に対して、重症化抑制効果を裏付けるデータは得られていない。
薬事承認された効能・効果は既存の抗ウイルス薬と同様に
「SARS-CoV-2による感染症」であるが、本剤は重症化抑制効果が確認されておらず、
既存の抗ウイルス薬とは、投与対象患者や投与目的が異なる。
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