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資 料 1-1 感染症定期報告(研究報告概要一覧表及び個別症例報告概要) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30905.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第4回 2/7)《厚生労働省》
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東京都知事は2022年7月25日、日本でサル痘ウイルスの1例目
が東京で検出されたと述べた。この感染者はヨーロッパから帰国
し、現在病院にいる30歳代の男性であると、報告者に語った。
「彼には発疹、発熱、頭痛、疲労感がありますが、現時点では安
定した状態にあります」と保健省の幹部は別の報道発表を行っ
た。東京研修医である患者は2022年6月下旬ヨーロッパに行き、
ProMED-mail
後にサル痘陽性が確認された人と接触した後、2022年7月中旬
20220726.87046 に日本に帰国したという。当局者は、連絡の性質について詳細を
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述べず、東京居住者の国籍を特定することを拒否した。世界保
健機関は2022年7月23日に、急速に拡大するサル痘の流行は世
界的な保健上の緊急事態であると述べた。2022年までのところ、
75カ国以上で16000例以上のサル痘症例が発生し、アフリカでは
5例が死亡している。このウイルスは密接な接触を介して広がり、
インフルエンザ様症状や膿で満たされた皮膚病変を引き起こす
傾向がある。

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情報源:The New England Journal of Medicine
中国東部で最近動物との接触歴のある発熱患者を対象にした定
点把握(調査)の結果、1名の患者の咽頭ぬぐい液から異なる系
統のLangya henipavirus(LayV)がメタゲノム解析とウイルス分離
により同定された。その後の調査で、中国の山東省と河南省で
35名の急性LayV感染が確認され、そのうち26名がLayVのみに
感染していた(他の病原体はない)。これらの26名の患者は、発
熱 (患者の100%)、疲労(54%)、咳(50%)、食欲不振(50%)、
ProMED-mail
ウイルス感
筋肉痛(46%)、吐き気(38%)、頭痛(35%)、嘔吐(35%)、血小
20220809.87049

板減少症(35%)、白血球減少症(54%)、肝臓(35%)および腎
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臓(8%)機能の異常を伴っていた。家畜の血清調査では、ヤギ
(2%)およびイヌ(5%)で陽性を認め、また、25種の野生小動物
のうち、LayV RNAはトガリネズミ(27%)で多く検出され、トガリネ
ズミがLayVの自然保菌の可能性が示唆された。本研究では、新
たに同定された動物由来と思われるヘニパウイルスが発熱性疾
患と関連しており、ヒトの疾患との関連性をより深く確認する調査
が必要であると思われる等について記載。(2022年8月10日付
け)

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感染症

サル痘

出典

概要

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