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薬-2○高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について(関係業界からの意見聴取等について) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00062.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第200回 2/8)《厚生労働省》
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中医協 薬-1
5 . 2 . 1

薬価収載時の対応 ①
論点①

• 収載時の薬価算定の方法についてどのように考えるか。

主な意見

• 本剤の臨床的な対象患者像や臨床成績からすれば、単純に既存の新型コロナ治療薬を類似薬として算定す
るのは適切ではなく、類似薬の選定も含め、柔軟な薬価算定を行うべき。
• 本剤は重症化抑制のデータが得られておらず、既存の新型コロナ治療薬とは位置付けが異なることは考慮
すべき。使い方としては、インフルエンザの経口薬に近い面もあるのではないか。
• 類似薬の候補が複数あることから、原価計算方式ではなく類似薬効比較方式をとることが適切。
• イノベーションの意欲を削がない対応が必要であるが、「国民皆保険の持続可能性」と「イノベーション
の推進」の両立のため、医療保険財政が厳しい状況にあることを前提としてイノベーションを評価すべき。
• 学会ガイドラインにおいては、重症化リスクのない軽症患者への薬物治療については慎重に判断すること
が指摘されている。留意事項通知等で対象患者を制限し、その上で市場規模を見込むことも考えるべきで
はないか。
• 本剤は催奇形性の観点から妊婦には禁忌とされているが、投与後に妊娠が発覚した事例があった。薬価収
載の議論の前に、安全対策の徹底が必要。

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