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総-8-1○先進医療会議からの報告について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00177.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第540回 3/8)《厚生労働省》
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医療技術の概要図

マイクロ流体技術を用いた精子選別
申請医療機関:医療法人社団岡山二人クリニック
マイクロ流体技術を用いた精子調整の利点
遠心分離をせずに精子を回収するため、精子DNAが物理的に損傷するのを防ぐ
活性酸素の原因となる不純物等と遠心しないため、活性酸素による酸化ストレスのダメージにより
精子DNA断片化や運動率低下を低減できる
精子独自の運動性を利用し、少ない工程で精子を効率よく回収する方法であるため、
前進運動性の 高い精子が回収できる
特殊なメンブレン(膜)構造により、奇形精子や全身運動性の低い精子、不純物(繊維や結石等)などと
良好な精子を物理的に分けることができる
ZyMōtスパームセパレータで回収した精子を使用して体外受精(顕微授精)を実施し胚培養成績の向上が確認された
(Parrella A, Keating D, Cheung S, Xie P, Stewart JD, Rosenwaks Z, et al. A treatment approach for couples with
disrupted sperm DNA integrity and recurrent ART failure. J Assist Reprod Genet. 2019;36(10):2057-66.)
(青井陽子・平田麗・青木瞳・小郷真文・花谷美香・高橋浩美・氏平聖子・田口可奈・川原結貴・斉藤寛恵・川上典子・小谷早葉子・増本由美
小坂由紀子・寺田さなえ・吉岡奈々子・羽原俊宏・林伸旨(2021): マイクロ流体技術を用いた精子選別の有用性の検討.
Journal Of Mammalian Ova Research 39巻2号掲載予定 (論文番号JMOR-2021-0015))

ZyMōt Multi(850μl)を使用した精子回収法
培養液

精 液 注 入

精子回収

850μl

500μl

750μl重層

ZyMōt Multi(850μl)

【ZyMōtスパームセパレーターを
横から見た断面図】

34-37℃
インキュベーターで
30min静置

7

回収した精子で
顕微授精を実施