確保し、年限を区切り計画的に進めるための工程表を来年度早期に作成し、数年以内にオンサ
イト施設での調査票情報の充実を完了する必要があるのではないか。
〇上記と同様、一定の要件を満たした機関・研究者に提供するといった手法について検討する必
要があるのではないか。
４．その他の課題
（１）メタデータの整備
【課題】
○利用可能な調査票情報の範囲や定義が分かりにくく、二次利用向けにどのような変数がどの統
計に存在するのか十分に可視化されていないとの指摘がある（現状、ポータルサイトで一部の
み公開）
。この結果、提供を受けた調査票情報が手元に来た際に想定と異なっていることや、わ
からないからとりあえず申請しておく変数が存在することがある。
【対応の方向性】
○メタデータの整理（利用可能な調査票情報の年次、調査年ごとに利用可能なすべての変数のリ
スト、調査年ごとに利用可能な変数の定義）を、利用者の提供希望の有無に関わらず行ってい
くため、リソースを確保して計画的に実施するための工程表を来年度早期に作成する必要があ
るのではないか。
（２）機械可読データの整備
【課題】
○オープンデータを含め、機械可読性がない状態のデータ（PDF 等）が存在し、集計が困難との
指摘がある（手で入力を行う必要）
。
【対応の方向性】
○機械可読性のないデータについては、早期に整備を行うため、リソースを確保して、年限を区
切った工程表を来年度早期に作成する必要があるのではないか。
（３）各種統計の連結解析に必要な紐付け手段の整備
【課題】
○各種統計について、今後様々なデータベース（国民の所得情報等）との連結によって、学術研
究や EBPM に大きな効果が生じることが期待されている一方、我が国では、連結に必要な識別子
が存在しない。現状、氏名・生年月日・性別等を基に連結している事例も見られるが、限界も
大きいとの指摘がある。
【対応の方向性】
○連結するための方策について、諸外国の状況を踏まえ、検討が必要ではないか。

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