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医療DXの推進に関する工程表(骨子案) (2 ページ)

公開元URL https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000250052
出典情報 医療DXの推進に関する工程表(骨子案)に関する御意見の募集について(3/8)《厚生労働省》
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な考え方及び具体的な施策内容を明らかにするとともに、その到達点を定め、関係者と
の認識の共有を図りつつ、今後の進捗状況を確認していくための基礎となるものである。
もとより、本工程表は、基本的に政府の取組を内容としているが、医療 DX の実現に
当たっては、医療機関・薬局・介護施設等、そこで働く医療・介護関係者、そして何よ
りも国民一人一人が自立的・自発的に推進に向けた取組を進めていくことが不可欠であ
り、政府としても医療 DX の取組の価値・メリットを関係者が実感することができるよ
うに留意しつつ、取組を推進していく。



基本的な考え方
DX とは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略称で、デ
ジタル技術によって、ビジネスや社会、生活の形・スタイルを変える(Transform する)
こととされている。
これを踏まえ、医療 DX とは、保健・医療・介護の各段階(疾病の発症予防、受診、診
察・治療・薬剤処方、診断書等の作成、申請手続き、診療報酬の請求、医療介護の連携
によるケア、地域医療連携、研究開発など)において発生する情報やデータに関し、そ
の全体が最適化された基盤を構築し、活用することを通じて、保健・医療や介護関係者
の業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促
進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を変えていくことと
定義する。
その上で、医療 DX に関する施策を推進することにより、以下の5点の実現を目指し
ていく。


国民のさらなる健康増進
誕生から現在までの生涯にわたる保健医療データを PHR(Personal Health Record)
として自分自身で一元的に把握可能となり、個人の健康増進に寄与する。自分自身で
は必ずしも記憶していない検査結果情報、アレルギー情報等が可視化されることによ
り、将来的にも安全・安心な医療の受療が可能となる。



切れ目なくより質の高い医療等の効率的な提供
本人の同意を前提として、全国の医療機関等がセキュリティを確保しながら必要な
診療情報を共有することにより、切れ目なくより質の高い医療等の効率的な提供が可
能となる。さらに、災害や次の感染症危機を含め、全国いつどの医療機関等にかかっ
ても、必要な医療情報が共有されることとなる。

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