第26回（令和５年３月27日開催）自治体説明会資料

別紙１

新型コロナワクチン接種に係る委託業務における不適正な事案（注意喚起）
業務委託における不適正な事案（概要）

• 自治体が新型コロナワクチン接種に係るコールセンター業務などの運営を事業者に委託したところ、委託先はオペレーター
による応答業務を再委託した。再委託先の事業者は、オペレーターの配置などについて実態と異なる虚偽の報告を行って
いたことが判明し、契約金の過払い分について、事業者より返還を受けるとともに、補助金を国庫へ返還する。

令和５年２月１０日付け事務連絡「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の適正な執行について」

新型コロナワクチン接種に係る全ての業務委託が適切に実施されているかを速やかに確認し、仮に過払い
など不適切な支出が生じていたような事案を把握した場合には、予防接種担当参事官室まで情報提供を依頼

令和５年３月１７日現在 ４自治体より情報提供あり 詳細調査中
上記事案の場合の確認方法

●コールセンター等人員配置を行う業務を外部委託する場合
✓

委託先または再委託先のコールセンターを訪問し、業務状況が仕様を満たしているか視察する。

✓

オペレーターの出勤状況について、シフト及び出退勤データの収集、検証作業を行う。

✓

コールセンターでの応答数と入電数を調査し、入電応答率（応答数÷入電数）が100％近くあることを確認する。

✓

予約受付業務について、電話対応報告数と予約受付件数を比較する。

引き続き、各自治体の会計規程に則り、委託契約の適正な履行に努めて頂くこと。
特に、受託業者が再委託先の管理監督を適切に行っているか確認頂きたい。
※大阪府枚方市、大阪府吹田市、兵庫県西宮市が公表している資料を参考に作成