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資料7 成長と分配の好循環の実現に向けたマクロ経済運営― 長期停滞からの脱却に向けた供給サイドの経済学(福田慎一氏提出資料) (2 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0418/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和5年第4回 4/18)《内閣府》
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⽇本の⻑期停滞(低成⻑、低⾦
利、低インフレ)
• ⽇本は、 1980年代まで⾼い経済成⻑
• 1990年代初頭、⽇本の⼀⼈当たりGDPは
世界トップクラス(1993年国連統計では
7位、⽶国(11位)を上回る)

⽇本の潜在成⻑率を⾼めるには
• 技術進歩や労働の質の向上による⽣産性
の改善
• ⽬先の景気対策ではなく、中⻑期的観点
からの供給サイド強化が重要!

• しかし、1990年代以降、先進主要国の中
でも最も成⻑率が低い国の1つに!

現代版の供給重視経済学( MSSE )の重要性

• 2021年国連統計では⽇本の⼀⼈当たり
GDPは世界の33位(⽶国は9位)

• 経済成⻑の実現に向け、⼈的資本の蓄積、研究開
発の促進、環境対策の推進などを優先

原因は潜在成⻑率の低下
• 1983年度から90年度平均:4.04%(⽇銀)

• 「新しい資本主義」と多くの点で共通した考え⽅
• かつての供給重視経済学=サプライサイド・エコ
ノミクス(SSE)とは異なる!

• 2010年度以降の平均:0.41%(⽇銀)

• SSE=新⾃由主義:⼩さな政府、減税や規制緩和
で⺠間投資を喚起

• 今後、労働⼈⼝の減少で潜在成⻑率はさら
に低下する⾒込み

• 例. レーガノミクス、サッチャーの経済政策

• 危機感の共有が必要

• MSSEでは、政府の役割が重要
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